今日は、「プリンセス トヨトミ」の試写会に行ってきました。
ストーリーは、
このことは誰も知らない。7月8日の金曜日、午後4時のことである。大阪が全停止した。通常の街としての営業活動、商業活動は停止。地下鉄、バスなどの公共機関も運転をやめた。種々の非合法活動すら、その瞬間、この世から存在を消した。400年に渡って封印されてきた扉を開ける重要な“鍵”となったのは、東京からやってきた会計検査員の3人の調査官と、大阪の商店街に生まれ育った2人の少年少女だった…。
というお話です。
万城目学さんの原作を、「鴨川ホルモー」に続き映画化!すごく楽しみにしていました。
私は、超楽しめました。だって、大阪国ですよ、大阪国。橋本知事が、大阪だけ独立したいって言ってたのが、この映画の中では現実となっていて、笑えますよ~。
会計検査員が東京から検査に行くのですが、マジ、嫌な奴なんですよね~。どうして役所の人間って、こう、いやらしいのかしら。実際、そうだもんね。今回も、細かいとこ突いたりしてて、何か言う度に、検査されている方は、ビクビクッてするんです。超、現実に近いよなぁ。もー、10円や100円位の違いなら、私が出してやるっていうくらいで良いじゃんねー。ムカつくっ!!と言う訳で、「OJO」という会社を検査中に、どーも裏があるみたいなことに気が付くんです。
CMでもやっているように、中井さん演じる真田が、大阪国総理大臣として現れます。大阪国として、日本国から承認された国だって言うんだけど、ちゃんと議事堂とかもあって、すごいんですよ。大阪国が実在することを、大阪の半数くらいの人間は知っていて、ある事が起きると、決起するんです。そのある事が、会計検査員が東京からやってきた事で起きてしまい、大騒ぎになります。
もし、豊臣秀吉の末裔が生きているとしたら、それを守り続ける大阪国民がいても面白いなって思いました。総理大臣を中心に、守るという事をどんどん子孫に語り継いで、親から子供へ、そして孫へ伝わって、ただ、豊臣を守るというだけでなく、親子の絆も強くなっていく感じが、とっても良いと思いました。今の時代、親から伝わる物って少ないですよね。本当は、父親から家の家宝を、母親からは家の味を伝えられて、自分の子供に伝えていくことが大切なのだろうけど、我が家のように、子供の居ない夫婦も多いし、難しいのかな。でも、親子で話し合って、何かを伝えていくことって、ステキですよね。大切な事だと思います。
それにしても、大阪国とかがあったら、今の日本も、少しはマシになっていたかも知れませんね。日本内閣があんなに能無しばかりだと、誰かがその代わりに日本を動かさなくちゃいけないでしょ。その時に、東京国と大阪国があれば、ある程度の状況訂正が出来るのではないかと思います。内閣は膨らみすぎて、身動き出来なくなってるじゃないですか。誰が言ったとか言ってないとか、アホな事やってる場合かって言うの!!今、もし、東京国、大阪国、を中心として、北海道、東北、名古屋、九州などに小さい政府があれば、日本をまとめることも出来るし、ある程度の思い切った政策も打てるのではないかと思います。この映画を観て、本当に、小さい国構想を渇望しました。
この映画は、展開がとんでもなくて、面白くて、楽しめると思いますよ。どんどん笑っちゃってください。そして、ちょっと、国とは何か、親子とは何か、人間の守るものってなんだろうということを考えて欲しいと思いました。今、この時、この映画が公開されるっていうのは、何か、因縁めいていて凄いです。だって、今、正に、小さい国が求められている時なんだもん。
私は、超お薦めしたい映画ですね。トンでもない展開って、大好きなんです。笑えますよ。堤さんも面白いし、綾瀬さんは、超カワイイし、岡田くんは、シャープだけどカワイイです。出演者は、とても豪華ですよ。出来たら、ちょこっと、ホルモーのオニに出て欲しかったな・・・。可愛いもん。ぜひ、観に行ってください。オススメです。
・プリンセス トヨトミ@ぴあ映画生活
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