先日、舞台「カレーライフ」を観てきました。![]()
ストーリーは、
「自分探しの旅」を続ける若者たちの爽快で心温まるカレーワールド。
「大人になったら、みんなでカレー屋をやろう」、祖父が亡くなった日、ケンスケ、サトル、ワタル、ヒカリ、コジロウの5人のいとこたちが約束をした。13年後、ケンスケは、父親の葬式を出した後、ワタルを誘って、カレー屋の夢をスタートさせる。アメリカに留学しているヒカリ、インドにいるサトルに会いに行き、沖縄も回って、祖父のカレーの隠し味の秘密を探っていく。深い謎を解明していくうちに、戦後の動乱の中、祖父が苦労しながら、日本の未来を夢見ていたことを知ることになる。そして、新しい「じいちゃんのカレー」が生まれようとしていた。
というお話です。
竹内真の傑作小説「カレーライフ」の舞台化です。
若い役者さんだけでやっていて、まだ、初々しい感じが、とっても好感が持てる舞台でした。舞台をたくさん観られている方には、ちょっと渋い顔をされそうですが、ストーリーは、原作がしっかりしているのでブレないし、キャストもかわいくて、ちょっと違和感があっても、かわいさでプラスになっているので、私のような人間には、とても楽しめる舞台でした。
カレーライスという、海外から入ってきた料理なのに、日本独特の料理になってしまった不思議な食べ物は、国民食ですよね。キャンプと言えば、カレー。炊き出しと言えば、カレー。誰が作っても、とりあえず美味しくて、皆で楽しめる。ステキなメニューです。私も大好きなんですよ。みなさんも好きでしょ。(笑)
そんなカレーを題材に、祖父と父親との思い出を少しづつ紐解いて、日本の未来を良くしようと頑張っていた時代の日本人の姿を懐かしみ、描いていきます。ストーリーは、とってもステキなお話です。そのステキな話を、5人の若者が、これからも未来に繋げていこうと、演じています。なんとなく、ほのぼの、心が温かくなる作品でした。
私は、お薦めしたい舞台ですね。演劇玄人の方は、色々難しい事をおっしゃるのかもしれませんが、私は、単純に楽しめて、感動しました。そして、すごくカレーライスが食べたくなりました。これから、この舞台、地方に周っていくようなので、もし、機会がありましたら、ご覧になってくださいね。![]()
出演者:中村 蒼、倉科カナ、井上正大、植原卓也、崎本大海、 大口兼悟、長谷部優、是近敦之.
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