手塚治虫の「ブッダ」 原作は、随分昔に読みました。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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今日は、もうすぐ映画公開される「ブッダ」について書いちゃおうかな。ひらめき電球


ストーリーは、

舞台は今から2000年以上前のインド。人々はカーストと呼ばれる4段階の身分(バラモン(僧侶)、クシャトリヤ(武士)、ヴァイシャ(平民)、スードラ(奴隷)、更にカースト以下とされるバリア(不可触民))のもと暮らしていた。カピラバストウ(カピラ城)の王子ゴータマ・シッダルタはクシャトリヤの身分として、何不自由のない生活を送っていた。やがては結婚し、息子誕生と共に王位に就くことになる。しかし、幼い頃よりシッダルタは、「なぜ人は死ぬのか」「同じ人間なのになぜ身分があるのか」などの疑問を常に抱えていた。そして、息子が生まれた日。シッダルタは遂に僧としての道を歩み始めた……。
というお話です。


ゆきがめのシネマ、試写と劇場に行こっ!!-ブッダ3

原作は、小さいマンガ本で12巻くらいあったかな。ある日、本屋さんへ行くと、一式を箱にパックで売っていました。で、なんとなく興味を引かれて購入したのが最初かな。大体、仏教なんて、勉強したこともないし、ブッダっていう人は知っていても、どんな人かは知りませんでした。


購入してきて、読み始めたら、すごく面白いんだな、これが・・・。手塚先生のマンガは、難しい事をとっても優しく、判りやすく伝えてくれるので、仏典とかを読んでいても伝わってこない事が、バーンと頭に入ってきて、ブッダって凄い事を悟って、すごい事をやり遂げた人だったんだっていう事が判りました。宗教に興味の無い人間にとって、マンガでわかりやすく伝えてもらえるって、ありがたいことですね。


ゆきがめのシネマ、試写と劇場に行こっ!!-ブッダ1

この手塚先生の「ブッダ」は、ブッタっていう人が、神としてではなく、人間として生まれ、人間として色々考えて、成長して、悟りを開いて、神に近づいていく過程が、ひとつひとつ描いてあって、とても感動しました。仏教なんてと思っていた人間でも、普通の歴史として、この仏教というものを理解出来るマンガだと思います。


この「ブッダ」が、全3部作で映画化されるそうで、今年の5月に1作目が公開ですね。実は、前売り券を購入してきました。前売り券、普通に購入しても1000円でしたよ。もしかして、こういう作品だから、ちょっと料金を安く公開するのかも知れませんね。それにしても、1000円なら、前売り購入した方がお得だと思います。


ゆきがめのシネマ、試写と劇場に行こっ!!-ブッダ2

震災で被害を受け、苦しんでいる人が多い中、こういう「ブッダ」のような作品が公開されるのは、嬉しいことだと思います。映画って、激しいアクションやシニカルな内容も良いけど、今、弱っている日本には、こういう救いがある映画も必要だと思います。宗教とかの垣根を取っ払って、人間って、どんな時でも新しい道を探して歩いていけるということを教えてくれる作品は、大切ですよね。ブッダにはなれないけど、彼を観て、その姿に助けられる人間にはなれるんじゃないかな。この原作マンガは、人の心を豊かにしてくれる作品です。


この原作マンガ、すごくお勧めしたいです。全く宗教とは関係無く書かれています。人間の一生は、色々な事を知っても知らなくても同じ長さだけど、やっぱり知った方が、自分の中身が豊かになっていくと思いますよ。ぜひ、ブッダ=釈迦 という人の一生を読んで、自分だけじゃなく、人にも優しくなれる人間になりたい、なって欲しいと思います。カメ


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