今日は、「悪魔を見た」 を観てきました。
ストーリーは、
ある夜、雪の夜道でタイヤがパンクして立往生したジュヨンという女性が忽然と姿を消した。間もなく彼女は無惨なバラバラ死体となって発見される。国家情報院の捜査官でジュヨンの婚約者であったスヒョンは犯人への復讐を誓い、入手した捜査資料をもとにギョンチョルという中年男が犯人だと特定する。ギョンチョルのねぐらを突き止め叩きのめしたスヒョンは、その場でとどめを刺さず、GPSカプセルを飲みこませて解放するのだった。
というお話です。
この映画、何て言って伝えたらいいんだろう。面白いと言えば面白いけど、これを面白いと表現して良いものかどうか迷います。残酷だし、ホラーっぽいし、後味悪いし・・・。でも、見ないではいられないような、そんな映画です。復讐というのは人間に与えられた権利だと思っているけど、どーせやるなら、もう少し美しく、楽しんでやればいいのに、ちょっと汚いんだよなぁ・・・。
自分の婚約者を殺された捜査官が、復讐を遂げる話と言ってしまえば、それで終わってしまいますが、その復讐が簡単には死なせない、苦しめてやるというものなんです。でもね、私から言えば、もう少し頭を使って苦しめませんか?どうせ捕獲したなら、少し長めに眠らせて、発信機をどこかに埋め込んじゃえばいいんじゃないの?それに、強姦などの犯罪なら、まず局部を最初に切るとか、刻むとか、色々考えられるじゃん。どうして殴るだけなの?捜査官なら、幾らでも苦しめ方知ってるでしょ~。
ミンシクさん演じる殺人鬼ギョンチョル、とても汚いおじさんに見えました。オールド・ボーイの時は、結構、カッコよかったのに、今回、ワザと太ったのかしら。お腹が出てて、いかにも、強姦殺人をしそうな男性でした。こんなにバレバレの姿なのに、どうして塾は運転手として雇ったの~?若い女の子の踊り食いじゃないですか~!!ダメだよ~!!人を雇うときは、ちゃんと調べようね。
ビョン様演じる捜査官スヒョン、相変わらずカッコよくて強いですが、なんだかマヌケです。敵を見くびり過ぎと言うより、「認めたくないものだな。自分自身の若さ故の過ちというものを。」って言って欲しい感じ。本当に、若さ故の過ちでしょ、それ。考えが甘すぎるのよっ!!私なら、毎回、捕まえる度に徹底的にやるけどなぁ。もう少し、大人になろうね。
ストーリーとしては単純な復讐劇なのですが、ギョンチョルの残酷さと、それを追うスヒョンの執拗な復讐が、なんとも言えず、目が離せなくなります。汚いおじさんと、考えの甘い捜査官なんだけど、力技って感じで、グイグイ押してくるの。だから、息が付けない雰囲気なんです。だから、面白いと言っていいのか、なんと言っていいのか、解らないんです。だって、これだけ強烈なんだけど、ストーリーは単純でしょ。解りやすいけど、どうしてそこまで執拗に残酷な復讐にこだわるのかというところが、すごい惹きつけられるんです。愛する人を殺されれば、そりゃ、復讐しますよね。人を殺すなら、復讐されることを覚悟してやってるんだろうから、文句は言えないだろうし、復讐する方は、どこまでも苦しめてやりたいと思うよなぁ。恐ろしい映画でした。
とにかく、残酷な場面が何度もあるので、そういうのが大丈夫な方は、行ってみて下さい。強烈ですよ。それと、結構、エロエロ場面があるので、子供には決して見せないで下さいね。残酷と残酷の戦いを、見てきてください。楽しんできてください。(笑)
最後にひとつだけ。この邦題、なんとかならなかったのかな?窓口で「悪魔を見た」1枚って、言い難いというか、ちょっと恥ずかしい気がします。女性一人で観る時、もう少しカッコイイ邦題だと、嬉しいんだけどなぁ。会社でも、何観に行くの?って聞かれて、「悪魔を見た」だって言ったら、それ映画の題名なの?って聞かれました・・・。(笑)
・悪魔を見た@ぴあ映画生活
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