「ヒア アフター」に見る、ガンダム&イデオン論 思い出したら凄い作品でした。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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先日、「ヒア アフター 」を観て、実は、同じテーマを以前にも観たような気がするなぁと考えていたんです。

思い出したのですが、ガンダムのニュータイプ=霊能力者と同じなんです。


アムロは、自分だけが人と違うことを感じ取り、ホワイトベースの中でも孤立します。自分を理解出来る人間は、周りに誰も居ないのだと諦めているのですが、ララァと出会い、自分と同じ能力を持つ人間が居るのだということを認識し、そして、人間の進化を知り、帰れる場所を見つけます。この「ヒア アフター」の霊能力者ジョージも、同じ道のりを辿るのです。アムロの「僕には帰れるところがあるんだ。こんなに嬉しい事はない。」というセリフ、ヒアアフターの中でも、そのセリフが聞えてきそうな場面があります。


ゆきがめのシネマ、試写と劇場に行こっ!!-ガンダム

うーん、考え深い・・・。私達は、既に、子供の頃から、この「ヒア アフター 」と同じ話を頭に刻み込まれていたのかと思うと、富野さん、すごい・・・。クリント・イーストウッド監督を30年も先取りしてますよ。


死という出来事に関しての認識ですが、伝説巨神イデオンというアニメのラスト、知ってますか?子供用アニメなのに、登場人物全てが全滅するという、トンでもない展開だったのです。このラストで、全滅して死んでしまった人間達が、味方も敵も一緒に、メシアという誕生出来なかった子供に導かれて、コスモ=魂となって飛んでいくのですが、死後の世界って、こんなもんじゃないですかね。別に、みんなで一緒に死ぬんだったら、それはそれで、次の世界でも、同じような社会を築くのだから、気にすることないんじゃないのと思わせます。


ゆきがめのシネマ、試写と劇場に行こっ!!-イデオン

だから、死んだ人のことは、ある程度忘れないでいてあげて、自分が死んで、あっちの世界に行ったとき、お久しぶりですって、声がかけられるくらいの執着にしておいて、生きている人間は、自分の世界での生活を楽しむように生きるというのが良いのではないかな。その方が、死んじゃった人も、気が楽だと思うしね。いつまでも呼ばれてても、違う世界で楽しんでるんだから、迷惑ですよ。


別に、宗教の事を言うつもりは無いけど、聖書に、「明日のことを思いわずらうな。明日のことは、明日自身が思いわずらうであろう。一日の苦労は、その日一日だけで充分である。」っていう言葉があって、これ、いい言葉だなぁって思うんです。明日何が起こるかなんて、気にしていても始まらないから、今、この時を考えて、自分の幸せを生きようって事です。


子供の頃から、こんな難しいアニメを観ていた私達は、脳が活性化しますよね。だって、哲学だもん。最近のアニメには、哲学が無いように思えて、寂しいです。可愛いだけなら、別に、ストーリーを持たせる必要ないじゃん。ちゃんと子供が考えるように持っていくのが、良い作品と言えるのでは?カメ



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