今日、「ハーモニー 心をつなぐ歌」 の試写会に行ってきました。
ストーリーは、
おなかの子を夫の暴力から守るために殺人を犯した罪でチョンジュ女子刑務所で服役中のジョンへ（キム・ユンジン）は、ある日、慰問にやって来た合唱団の歌声に感銘を受ける。自分たちでも合唱団を結成しようと思い立ったジョンへは、半年間で成果を上げることを条件に所長から結成の許可を得て、早速メンバー集めを開始する。
というお話です。
この作品、「ハーモニー」という題名を聞いて、おばさんコーラスか何かの映画かな～なんて思って、それほど期待せずに観に行ったのですが、あまりにも内容が良くて、号泣してしまいました。
女性刑務所の中での話しなのですが、あまり知る事のない場所での出来事だし、はっきり言って、どうしてそんな所入るような悪い事をしたのかと思ってしまうのですが、ストーリーが進むにつれ、それって正当防衛じゃんとか、それは情状酌量の余地があるんじゃないのっていうような事件ばかりで、かわいそうになりました。でも、殺人は悪い事だし、やっぱり人が人を殺すのはルールで許されていないので、隔離されるのは仕方ないですね。
そんな彼女たちが、一生懸命、コーラスを練習して、そのコーラスの仲間の助けで、段々と心が解れていくというのが、とても良かったです。死んだ方がましだと思うような出来事があっても、助けがあれば、人間の心は修復することが出来るんです。そして目標を持てば、先に進めるのだということが伝わってきて、号泣・・・。（笑）
刑務所の中で子供を産んだジョンヘは、１年半で子供と話されてしまうんです。確かに、刑務所は子供が居るところではないですよね。でも、母親と話されるのは、さすがにかわいそうでした。子供の為に別れを決意するんですが、いつまでも見ていたいという母心も描かれていて、ここでも号泣・・・。（笑）
他にも、親子の愛情などがしっかり描かれていて、本当にストーリーが良く出来ているなぁと思いました。これは、誰が観ても泣きますよ。本当に感動でした。
それにしても、刑務所に入っている女性の多くがＤＶなどで身を庇って相手を殺してしまったというのが多くて、どうしてＤＶ男なんかから早めに離れないのよ～って思いました。１回でも手を上げるような男だったら、直ぐに手を打つべきです。すぐ謝ってくれたし、今は優しいから大丈夫なんて思わないで下さいね。絶対ダメだから。
私、この映画、すごくお薦めです。出来れば、もう一度、今度は母親と観に行きたいなぁって思いました。子供は母親を、母親は子供を、何があっても離れていても、愛しているのだということが解る映画なので、ステキな気持ちを貰ってこれるかなと思います。
・ハーモニー 心をつなぐ歌＠ぴあ映画生活
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