今日は、「トロン:レガシー 3D」を観てきました。
ストーリーは、
デジタル業界のカリスマとして名をはせるエンコム社のCEO、ケヴィン・フリンの謎の失踪から20年。ある日、27歳に成長した息子のサムに父ケヴィンからのメッセージが届く。消息を追ってケヴィンのオフィスに足を踏み入れたサム。そこはケヴィンが創造した理想郷への入り口……あまりにも美しく、あまりにも危険に満ちた新世界、グリッドへの扉だった。迷い込んだ世界で命を狙われ、サバイバルを強いられるサム。そんな彼を救ったのは、謎に満ちた女性クオラだった。果たして、クオラの正体は?そして、人類の存亡を脅かすグリッドの秘密とは……今、サムに究極の真実が明かされようとしていた。
というお話です。
うう~ん・・・。あんまり・・・面白くなかった・・・かな・・・。
デジタル世界に入ってしまうという話なんだけど、どーも、その設定が、あまり実感的でないんですよねー。たとえば、デジタル世界のグリットの中に入ったというなら、現実世界のモニターの中に一部分に、その痕跡が出たり、何か、今生きている世界と繋がっているということが出てくればいいんですけど、世界は全く別の物として描かれているので、なんだか、夢見てるだけ?みたいな感じで、のめり込めないんですよね~。
デジタル世界に入るには、肉体をどうやってデータ化してるのかなぁ。精神面とか脳データだけデジタル世界に入れるならともかく、肉体ごと入れるって、何度考えても理解に苦しむなぁ。粒子化して入って、現実世界で実体化するときはどうなるのか、どうも納得出来ません。そういう所の説明というか、設定がいい加減ですね~。
アクションシーンは、結構、デジタル世界で凄いんだけど、どのアクションも、同じ感じの描き方なので、最初はおおっと思うんだけど、直ぐに飽きちゃいました。だって、光のラインが走っていくイメージで、バイクも車も飛行機も、同じ描きかたなの。色を変えるとか、光り方を変えるとか、もう少し考えて欲しかった。
デジタル世界でも、地球創世の様に、はぐれプログラムとかバグなどが色々影響して、自然にプログラムが発生するという話も出てきて、人間創世のように、プログラムも自主的に発生してくるらしくて、それを奇跡と読んでいます。ま、いいんだけど、自主的に発生してくるということは、自我があるということだから、その内、マトリックスのように、プログラムが世界を乗っ取ってしまうことになるんだろうなぁ。プログラムが自我に目覚めたら、ターミネーターやマトリックスで描かれている通りの世界になってしまうでしょ。それを奇跡とか言って、賞賛するのは、どうかなぁ・・・。それ、ダメじゃんって思ったのは私だけだったのだろうか・・・。
ジェフ・ブリッジスのCG若作りは、すごいなぁって思いました。同じ人がやっているとは思えない。ビックリです。あんな風に、実物も修正が出来たら嬉しいなぁ。若いままでいられるもん。理想よね~。顔とか、ピンピンで、シワなんて一つもないの。シミも無いし・・・。ああー、いいなぁ。私の顔も修正して欲しい・・・。
この「トロン・レガシー」、私は、あまりお薦め出来ません。3Dの最先端は見ることが出来るので、3Dの映像を楽しみに行くのでしたら良いかと思います。但し、アバターの方が、飛び出しなどをたくさん使っていたので、アバターより、最新のカメラを使っていながら、それほど目新しくは思えません。
とりあえず、話題づくりのためというなら、お薦めいたします。あ、ちょっと厳しい感想だったかな?
・トロン:レガシー@ぴあ映画生活
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