今日は、「アンストッパブル」の試写会に行ってきました。
ストーリーは、
ペンシルバニア州の最新式貨物列車777号が、整備員のミスによって無人で走り出した。全長800メートルに及ぶ777号には、大量の化学薬品とディーゼル燃料が搭載されている。同じ路線で旧式機関車を走らせていた勤続28年のベテラン機関士フランクは、非常事態を察知し、この日初めてコンビを組んだ若き車掌ウィルとともに777号の追跡を開始。しかしそれは自殺行為に等しい、あまりにも無謀な決断だった。鉄道マンとしてのプライドに突き動かされたフランクとウィルは、愛する者たちへの思いを胸に秘め、決死の覚悟で暴走列車に立ち向かっていく…。
というお話です。

これ、2001年にアメリカで実際にあった事件を元に作られていて、本当に、最初から最後まで、手に汗握って、ハラハラドキドキ、すごい映画でした。
この事故を起こすきっかけの整備員、トンでもないんです。だって、ダラダラ仕事してて、ブレーキとか外れてても、後で直すからとか言って、そのまま走らせちゃうんですよ。で、ちょっと電車下りて、太りすぎで電車に追いつけなくなっちゃうの。ありえないでしょ。イキナリ、映画始まってそれだから、ビックリでした。仕事ちゃんと出来ない奴って、許せんっ!!まして、人命を危険にするなんてっ!ケツを蹴り上げてやるっ!!

というわけで、たいへんな事が起きるのですが、本当に恐かったです。貨物列車が無人で100km以上で走ってくるので、踏み切りとかも、恐くて渡れないの。だって、速度もどんどん上がってくるし、どれくらいでここに到達するかとか、よくわからないんですもん。止める手段も無いし、もー、あたふたするだけで、どーすんのよ~って、感じなんです。観ていても、マジ、どーすんだろって心配してしまいました。

ベテランのデンゼル・ワシントンと新人のクリス・パイン。この二人の関係を観ていて、仕事って、ベテランが新人にちゃんと仕事の仕方とかを伝えて、育てていくということがどれほど大切なのかを感じました。ベテランを給料が高いからと言ってクビにして、給料の安い派遣とかばかりを使っていると、いざという時に役に立つ人間が誰も居ないということになりかねない。そう思いました。企業も、辛いのはわかるけど、ある程度、重要な部分は使える人間を育てていかないと、何か起きたときに、直ぐ潰れてしまうということになりかねないですよ。

いや~、この映画、そこら辺のアクション映画より、ずっと迫力もドキドキ感もあり、面白かったです。3Dじゃないのに、向かってくる暴走列車が恐かったもん。3Dに頼らないで、こういうストーリーと映像のアングルで迫力を出す映画も、これかも頑張って欲しいですね。すごく面白いもん。
私は、来年の正月映画として、とてもお薦めしたい映画です。デンゼル・ワシントンとクリス・パインのカッコイイヒーロー役を楽しんでくださいね。
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