7日目1作目は、「ゴースト・ライター」を観てきました。
ストーリーは、
元英国首相アダム・ラングの自伝を出版するため、ゴーストライターとして雇われたユアン演じる作家は、アダムの住む島へ渡る。アダムにインタビューをしていると、前任者の事も書いて欲しいと言われ、亡くなった前任者を調べ始めると、その死に疑問が生じてくる。どうも、死の真相は、前任者が書いた自伝の原稿が鍵らしいのだが、読んで見ても、下手な履歴書のような文章で、気になるところは何一つない。そして・・・。
というお話です。

ロマン・ポランスキー監督の最新作です。いや~、もう、面白かった。さすがと言うようなストーリー展開に、美しい映像、不安を煽る色と光、そして素晴らしい出演者たち。どれも完璧です。どうして日本公開が直ぐ決まらないのかな?信じられません。

ユアン演じる作家は、ゴーストライターを引き受けたとたん、強盗に合い、どうしてこんな自伝がそれほど狙われるのか、納得出来ないような状態で始まります。観ているこちらも、何かあるんだろうと思うけど、でも、それがまったく分からないの。進んでいくうちに、国対国の陰謀みたいのが見えてきて、もしかしてすごい大事かもって言う感じになって行きます。実際に大事なんだけどね・・・。こんなことあったら、マジ、恐え~って思いました。もしかして、日本も、中国や北朝鮮に、こんな恐ろしい事を知らないうちに仕掛けられてるかも知れませんよ。
ちょっと鼻に付いたのが、重大なメッセージが隠されているというトリックなんですが、”デスノート”で、ライトがL対して出したメッセージとほとんど一緒なんだよなぁ。私、最初っから、そんなトリックじゃないのかなぁって思っていて、どうしてユアンったら、やってくれないのかしらと思っていたのですが・・・。まったくぅ。あんたったら・・・。
でも、展開がすごく面白いです。私、ラストで、おおっ!ってのけ反ってしまいました。そう来るかって感じです。確かに、途中でちょっと怪しかったりするんだけど、でも、元英国首相は、ピアーズ・ブロスナンだし・・・ああー、これ以上書いちゃうとネタバレになりそうだから、止めておきます。
ユアン・マクレガー、ピアーズ・ブロスナン、キム・キャトラル、オリヴィア・ウィリアムズ、ティモシー・ハットン、など、全国ロードショーが当たり前みたいな俳優がそろってるでしょ。見応えありますよ。
