【映画祭】「心の棘」 ミシェル・ゴンドリー監督のドキュメンタリー作品 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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3日目の3作目は、「心の棘」を観ました。

「エターナル・サンシャイン」や「恋愛睡眠のすすめ」の監督、ミシェル・ゴンドリーさんの伯母さんを追ったドキュメンタリーです。


一応、あらすじですが、

ミシェル・ゴンドリーの叔母スゼットは、1952年から86年まで学校の教師をしていた。当時、フランスの片田舎で教師であることがどういうことだったのかを聞かされるミシェルは、自分が全く知らなかった家族の物語を知ることになる。彼は自分のカメラを用い、家族の姿を繊細かつ情感的に捉えていく。


ゆきがめのシネマ、試写と劇場に行こっ!!-棘1

教師をやっていた伯母さんは、もう、82歳。死んでしまった夫との事や、夫が死ぬ時に、息子とあったゴタゴタなどが、撮影していくうちに現れてきて、母親と息子の間にあったシコリのようなものにぶち当たります。母親や、息子の事が心に刺さった棘だと言っていて、息子は父親の死についての罪悪感を忘れる事が出来ないんです。別に、誰かのせいで父親が亡くなった訳ではないのですが、その時にそれぞれが抱いた思いが、交錯するんです。


ゆきがめのシネマ、試写と劇場に行こっ!!-棘3

教師をやっていた頃の生徒を尋ねて、色々な話を聞くのですが、スゼットという人が、若い頃は、若いゆえのたくさんの過ちを犯していたり、利己的なところがあったりなどが解かってきます。このドキュメンタリーを観ていると、どんな人間でも、若い頃は、それなりに過ちを犯したり、自分勝手だったりして、段々と成長してきたのだということが解かり、自分の過去も思い返して、懐かしかったり恥ずかしかったり、悪い事したなぁとか思ったりなど、考えるところが多かったです。観ながら自分自信の事も振り返れるので、ステキなドキュメンタリーだなって思いました。


ゆきがめのシネマ、試写と劇場に行こっ!!-棘2

監督が、いままで描いてきた美しい心のふんわりしたやさしさや柔らかさが、ドキュメンタリーでも現れていて、良いですよ。但し、ドキュメンタリーがあまり好きでない方には、お奨めいたしません。いくらミシェル・ゴンドリー監督作品だからといって、映画と同じだと思ってしまうと、辛くなると思います。カメ



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