今日は、「約束の葡萄畑~あるワイン醸造家の物語」 の試写会に行ってきました。
ストーリーは、
1808年、ナポレオン統治下のフランス、ブルゴーニュ地方。若い葡萄農夫、ソブランは自分のワイナリーを持ち、最高のワインを造ることを夢見ていた。父親の反対を押し切って、村娘のセレストと結婚したソブランは、ワイン醸造家になる野心に燃えていた。しかし、ソブランの情熱は誰にも理解されない。悔しさを持て余していたある夜、ソブランの前に、白い翼をつけた天使が現れる…。
というお話です。
ワインというのは、とても微妙なもので、誰もが美味しいワインを造りたいと思っているけど、頂点に上るには運が必要だという、なんとも神様頼みなところが、この映画に反映されているのだと思います。ワインを造る農民のソブランの前に天使が現れるんですが、天使といいながらも、なんとなく神様的なオーラが欠けている様な感じで、それが、後々のキーポイントになるのですが、言えないなぁ・・・。とにかく、天使なのに、イヤに人間っぽいんですよ~。デカイ羽は付いてるけどね。そうそう、この天使ザス役、ギャスパー・ウリエルで、ウリエルっていうところが、天使にピッタリですよね。(笑)
この映画を観ると、どれほどワインを作るのに、作り手が気を使い、丹精こめているかというのが解かり、飲むのが楽しみになります。ワインというのは、ギャンブルみたいなもので、天候が良いだけでなく、土壌や作り手の気の入れようで、味がまったく変わってしまうということです。同じ葡萄から出来ているのに、ワインの味って、全然違いますもんね。そういえば、先日、新聞に、赤ワインを飲むとアルツハイマーになり難いということが学術的に証明されたとの記事が出ていました。皆さん、程ほどの量の赤ワインを飲むようにしましょう。(*^。^*)
1800年代ということで、衣装や風景がとてもレトロでステキです。ワイン畑のきれいな空気がこちらに伝わってくるような雰囲気でした。ワインと同じように、映画も極上の味を味あわせてくれるというのが正解かな。
男の一生とワインがリンクしているようで、彼の人生がワインに反映されているという映画なので、そんなワインにめぐり合えたら、どんなに幸せだろうなぁって思いました。
大人の映画だと思いました。大人なら、ワインと同じように熟成されていくと人間も練れて成長していくということが理解出来ると思います。そして、熟成には、神の気まぐれが必ず入ってきて、運が不可欠だということが解かります。若い人は、早いうちから運を掴んでくださいね。自分の選択がとても重要です。
そんな事を考えさせられる映画です。ぜひ楽しんできて下さい。
・約束の葡萄畑~あるワイン醸造家の物語@ぴあ映画生活
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