「終着駅-トルストイ最後の旅」 2人にしか理解出来ない愛がある・・・ | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
スミマセンが、ペタの受付を一時中断しています。ごめんなさい。

今日は、「終着駅-トルストイ最後の旅」を観てきました。椅子


ストーリーは、

トルストイ主義者の青年・ワレンチンはトルストイの秘書に採用され、トルストイと同居する事となる。トルストイの妻・ソフィヤと対立するトルストイの一番弟子・チェルトコフから、ソフィヤの動向を報告するよう命じられていたワレンチンだが、ソフィヤにも気に入られ、トルストイ夫妻が深く愛し合っている事を知る。しかし、ソフィヤとチェルトコフの板挟みになり苦悩するトルストイは、娘・サーシャを連れて家出するのだった…。

というお話です。


ゆきがめのシネマ、試写と劇場に行こっ!!-トルストイ4

トルストイの作品は、何作か読んではいても、トルストイその人は、あまり知らなかったので、今回、とても面白く観る事が出来ました。髭が長くて、サンタクロースさんみたいでしたね。でも、タダの優しいおじいさんじゃなくて、しっかりしていてユーモアもあって、やはりトルストイだなって感じでした。


ゆきがめのシネマ、試写と劇場に行こっ!!-トルストイ3

トルストイの奥さんが悪妻だと言われていたらしいのですが、この映画を観る限り、女性の目から見ると、すごく解かるなぁって思います。だから、悪妻とはまったく思えませんでした。

だって、自分と一緒にずーっと作品を作ってきたのだし、いきなり主人が著作権をフリーにするって契約なんてしたら、やっぱり腹が立ちますよね。それは、お金の問題じゃなくて、作品って、自分達の子供みたいなものでしょ。それを勝手に手放すっていうのが納得出来ないのは当たり前です。それに、主人を愛していれば、ある程度の独占欲というものがあって、周りの男友達とばかり楽しそうに過ごしている姿を見ていると、段々と自分だけ疎外されているような気持ちになって、ヒステリーも起こしてしまうかも知れません。私も、あまりにも主人が友達とゴルフ三昧していると、寂しくなって、文句が出てしまいます。だって、一緒に居られないんだもんっ!!


ゆきがめのシネマ、試写と劇場に行こっ!!-トルストイ1

トルストイは、色々な考え方を広げたのだと思いますが、その受け取り方によって、随分変わってくるんだなと思いました。ある人は、厳格な教えのようなものを守って、ある人は、自由な愛を自分なりの解釈で楽しんだりと、色々な考え方があるものだと思いました。でも、当のトルストイは、結構自由に楽しんで、好きなことをしていたようですね。なんだか、トルストイも人の子なんだと、身近に感じました。


ヘレン・ミレンもステキだったし、やっぱり私は、マカヴォイさんが大好きでした。あまり派手ではないんですが、その表情とかで、その時の気持ちがすごく解かって、いいんですよね~。本当にだーい好き。(*^。^*)

ゆきがめのシネマ、試写と劇場に行こっ!!-トルストイ2

この作品は、誰もが感動出来る愛のお話ですが、出来れば、年を重ねた方の方が、より感動出来ると思います。夫婦の愛の形とか、子供が巣立ってしまって、どの子供がどちらに味方しているかとか、淡い恋ではなく、深い愛を描いているんです。だから、そういう愛を感じた人や今感じている人の方が、感動するだろうなぁ・・・。若い子には、この深さや、愛の為の嫉妬などが伝わらないかも知れません。カメ



終着駅-トルストイ最後の旅-@ぴあ映画生活

終着駅-トルストイ最後の旅- - goo 映画
終着駅-トルストイ最後の旅- - goo 映画
「終着駅-トルストイ最後の旅-」の映画詳細、映画館情報はこちら >>


ブログランキング