今日は、「ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士」 を観て来ました。
ストーリーは、
自分を陥れていた宿敵と対決し、瀕死の重傷を負った天才ハッカーのリスベット。雑誌「ミレニアム」発行人のミカエルは、入院した彼女にPDAをわたし、彼女を取り巻く陰謀を暴くための自伝を書くように勧める。そして殺人容疑での裁判に向けて、ミカエルの妹・アニカがリスベットの弁護士を務めることに。ミカエルはリスベットのハッカー仲間・プレイグらと共に、リスベットに対して仕組まれた陰謀を暴こうと、調査を進める。
というお話です。

ミレニアム3部作、とうとう完結です。
1作目で、孤島の失踪事件に挑み、リスベットとミカエルは出会い、2作目で、リスベットの過去が明かされ、その為に命の危険が・・・。そして、3作目で、謎の解明と解決なんです。
既に、2作目で、リスベットパパがどんな人なのかが明かされていて、その利益に群がる人間達との戦いなのですが、とにかく、イヤらしい奴らなんですよね~。自分達が悪い事をしたって知っていて、それを隠すためにたくさんの人を殺し、リスベットを表に出られないようにしたなんて、酷いです。国家権力を笠にきているから、やりたい放題だもんね。とんでもないよっ!!先日の大阪地検の証拠改ざん事件、ビックリしましたが、これと同じです。証拠とかを、全部改ざんしちゃって、医者にまで嘘の診断書を書かせたりして、こんなことされたら、無実の人間が幾らでも陥れられちゃいますよ。でも、実際にこういう事件が起こっているのだから、もしかして、日本にだって、リスベットみたいな人が居るかもしれませんよね。

今作は、2の続きなので、前半部分、リスベットは病院に入っていて、その後も裁判までは拘置されているので、動きません。でも、タイトルにもあるように、円卓の騎士さながら、ミカエルを中心に、ミカエルの妹や編集者たち、リスベットの仲間が事件を解明していきます。色々な妨害を受けながらも、真相を解明していくミカエル達と一緒に、ドキドキしてしまいました。やるかやられるか、リスベットを守る事が出来るのかという感じで、面白かったなぁ。
あいかわらずリスベットは、ブスッとした態度で、誰にも心を開かないんだけど、自分を守ってくれる人達に、だんだんと信頼を寄せていく様子が、良く描かれていました。主演のノオミさんも、上手いですね。ちょっとした目の動きとかで気持ちを表していて、あ、本当はリスベットって良い子なんだよなぁって思えるような場面があったりして、良かったです。

そうそう、気になったのは、出てくるオヤジがほとんど少女趣味というか、ロリコンな所が不気味なんですが、スウェーデンって、そういうのが問題になっているのかな?趣味は趣味として仕方ないとは思うけど、子供を傷つけるようなことは、絶対許せないです。子供の頃に性的なショックを受けると、大人になってもトラウマになってしまうから、絶対に止めて欲しい。もし、そんな奴見つけたら、リスベットと同じように、腹に”ブタです!”ってイレズミしてやるっ!!
この作品は、1作目から続けて観ないと、理解出来ないでしょうね。だって、3作目だけ観ても、謎とかの説明が何にも無いから、付いていけないよね。他の作品とは違い、必ず連続で観ることをお薦めします。じゃないと、2時間半、ボンヤリして終わってしまいますよ。
私、これ、3作ともDVDが出たら、続けて観たいなぁ。で、出来れば原作も読んでから観たいです。そうすれば、もっと、リスベットパパの極悪さとかも判るだろうしね。
ぜひ、3作続けて観てください。1作目は無理だとしても、今、2作目3作目が一気に公開されているので、とりあえず、1作目はDVDで、後は劇場で観れば、判りますから。理解出来ると、すごく面白い作品です。私は、好きな作品ですね。
・ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士@ぴあ映画生活
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