今日は、「ミレニアム2 炎と戯れる女」の試写会に行ってきました。
ストーリーは、
社会派雑誌「ミレニアム」の発行人ミカエルと天才ハッカーのリスベットが、富豪ヴァンゲル家の事件を解決してから1年。リスベットは俄然姿を消したままだった。「ミレニアム」では少女売春組織に迫った特集号の発行準備を進めていたが、担当ジャーナリストが殺害され、現場にはリスベットの指紋がついた銃が残されていた…。指名手配されたリスベットの無実を確信するミカエルは、仲間を集め、彼なりの方法で真実に迫ろうとしていた……。
というお話です。
1作目からの話の続きは無いけど、今回は、3作目との続きものです。リスベットの過去が明らかになってきて、それによって、どうも、国家的な陰謀が暴かれるような、そんな壮大な話になりそうです。
2では、リスベットの家族についての謎や、彼女がどうして精神病院に入れられ、現在は保護観察状態にならなければならなくなったのかが明かされます。謎は、スウェーデンのみならず、近隣国やロシアに広がって行きます。サスペンスなので、ネタバレ出来ないのが辛いですが、このなんとも言えない、どんよりした空と鋭く突いてくる謎と、衝撃的なリスベットの過去が、観ている私たちを釘付けにします。
本当に、このリスベットっていう女性は、かわいそうなんです。こんな過去があったら、そりゃー、屈折した人間になるよなぁって思います。誰も信用出来なくなるだろうし、全てが敵に見えるということが、2章で理解出来ると思います。酷いです・・・。
原作を読んでいないので、映画が原作どおりなのか、外れているのか分かりませんが、私は、映画、面白いと思います。今までも、強いヒロインが活躍する話はいくつもありましたが、小さくて痩せていて、チャラチャラした美人ではなく、強いゴシック系の暗い女性が憎しみを体中に抱えたままヒロインというのは、珍しいですよね。とっても独特な雰囲気の作品です。
今までに無いような雰囲気なので、ハマる人はハマってしまうんだろうなぁ。私も、原作を読んでみたいです。でも、今回は、観てから読もうかな。途中で読むと、考えが振られてしまうので、映画を最後まで観てから、読む予定です。
ハリウッドリメイクも決まったそうで、これからどうなる事やら。ミカエル役は、ダニエル・クレイグにほとんど決まっているようですね。リスベットは、知らない子だったような・・・。とにかく、リメイクは良いけど、この北欧のどんよりした空気感を無くしてしまわない様に撮影して欲しいですね。
私は、この作品、お薦めしたいと思います。但し、子供はダメです。それと、単館系なので、話の進み方が遅いと眠くなったりしてしまう方は、辞めた方が良いかと思われます。
2章3章共に、連続で公開になるので、ぜひ、観に行ってくださいね。私も、早く3章が観たいです。
・ミレニアム2 火と戯れる女@ぴあ映画生活
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