先日、演劇 「W ~ ダブル」 に行ってきました。
ストーリーは、
パリ郊外にある豪邸。
結婚して半年足らずのフランソワーズ(中越典子)は夫・リシャール(橋本さとし)の酒と賭博と暴力の日々にすっかり疲れ果て、早くも離婚を考え始めていた。しかし、いざ夫を前にするとその危険な魅力に抗しきれず、ついつい高額の小切手を渡してしまう。
そんなある日、家政婦のルイーズ(堀内敬子)の恋人が、リシャールと瓜二つの弟ミシェル(橋本の二役)であることを知り、策略を思いつく。夫の留守中に、弁護士サルトーニ(山西惇)の目の前で弟ミシェルに兄リシェールを演じさせ、離婚の手続きをすませてしまおうというのである。ところが、その最中にリシャールが帰ってきてしまったから事態は急変。サルトーニは疑いを持ちはじめ、ルイーズには裏切りの気配があり、かんじんの弟ミシェルは臆病者でヘマばかり。果たして、妻が仕組んだ逆転劇は成功するのか?
ラストで警察署長(コング桑田)が見とどけた驚愕の事実とは?
というお話です。
ダブルという言葉が色々なことにかかっていて、あ、これもダブル、こっちもダブルだって言う感じで、最終的にいくつもダブルだったんだーって、感心する感じでした。
橋本さんが二役やっているのですが、面白いですよ。まったく違う感じで演じるの。でも・・・。あ、ネタバレ出来ないから言えない・・・。そして、その双子に振り回されるのが中越さん演じるフランソワーズで、お金持ちのお嬢様で頭が良さそうなのに、結構、マヌケで笑えるの。
主な登場人物は4人で、それぞれが二つの顔を持っていて、楽しめます。その2つの顔は、どうなっているのか。どれが本当なのか。そして何が目的なのか・・・。
面白い仕掛けで、面白い推理サスペンスストーリーです。
舞台の感想って、難しい。面白いんだけど、どこまで書いていいのか判らない~。こういうサスペンス物は、話を書いてしまうと、驚きがなくなってしまって、面白くないでしょ。
私は、何も知らないで観に行ったので、すごく面白くて楽しめました。こういうサスペンスは、何も知らないで行った方が楽しめると思いますよ。
俳優さんたちは、ベテラン揃いなので、安心ですよね。橋本さんも中越さんも山西さんも、私みたいな演劇素人でも知ってるもん。違和感無く、楽しく観れました。
ル・テアトル銀座では終わってしまいますが、これから他に周って行くようなので、楽しみにしていてくださいね。