今日は、「オカンの嫁入り」の試写会に連れて行ってもらいました。
ストーリーは、
月子とオカンの陽子は、母ひとり子ひとりで仲良く暮らしてきた親子。ある日、陽子が酔っ払って若い金髪の男・研二を連れて帰ってくる。「おかあさん、結婚することにしたから」。あまりに突然のことに、月子は、とっさに部屋を飛び出してしまう。母に裏切られたという思いから、月子は陽子に対しても、研二に対しても頑なに心を閉ざすが、大家のサク、陽子の上司・村上ら月子と陽子を家族同然のように見守ってきた周囲の者たちが、二人の間を何とかとりなそうと必死になる。しかしこの娘と母はそれぞれにある秘密を抱えており……。
というお話です。
演技の上手い俳優さんばかりの作品なので、とても安定感があり、安心して観ていられました。
原作が、ココログ賞をもらった作品だそうで感動作なのですが、少し眠くなりました。2時間だと、途中、中弛みがしてしまい、どうしてもウトウトしてしまうんです。1時間半くらいにまとめてしまっても、良い作品になったのではないかと思いました。演技も上手いし、話も淡々と進んでいくので、気持ちよくなっちゃうんですよね。
オカンの結婚が主軸なのですが、娘の月子も心に傷を負っていて、どうしてもそれを克服出来ないでいるんです。私、娘の傷の方が、結構、気になりました。いわゆる”PTSD”っていうやつだと思うんですけど、それによって、あることが出来なくなってしまうんです。このPTSDって誰にでも起こることだし、ほんの些細な事でも、本人にとっては凄い事なんですよね。本人だけで解決するのは難しくて、周りの協力が大切なのだと思うんです。それを、この映画では、解かり易く教えてくれていて、良いな~と思いました。
オカンと研二の結婚に対して、娘が納得出来ないのはとても分かります。私だって、自分の母親が20歳近くも若い男と再婚するって言ってきたら、反対すると思うもん。この映画の月子の態度は、ちょっと子供っぽいかな。でも、彼女が子供っぽければ子供っぽいほど、オカンが娘を大切に大切に育ててきたということが伝わってきて、じーんと来ます。
桐谷さん演じる研二の役、とても良いですよ。面白くてめちゃめちゃっぽいんだけど、すごく温かい人だし、とても気が付く人なんです。見た目と裏腹に、人間的にとても成長している人物で、桐谷さんがとても上手く演じています。彼を観るだけでも、楽しいかも。
舞台が冬なので、今観ると、ちょっと暑い気がしますが、涼しい映画館で観れば、それほど気にならないかな?映画としては、結構、感動作なので、良いと思いますよ。私は、ちょっと眠くなっちゃったけど・・・。
ぜひ、映画館で楽しんでください。
・オカンの嫁入り@ぴあ映画生活
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