今日は、「カラフル」の試写会に行ってきました。
ストーリーは、
突然現れて当選を告げる天使の計らいで、死んだはずの“ぼく”の魂は、自殺してしまった少年・真の体に“ホームステイ”をすることに。現世に戻る再挑戦のため、真としての生活を始めた“ぼく”は、やがて真が自ら死を選んだ理由を知る。そんな中、“ぼく”は現世に戻る再挑戦をすることの本当の意味を考え始めるが……。
というお話です。
この映画、人間が生きていく為に必要な大切な事を教えてくれる作品だなぁって思いました。涙がボロボロという感動ではないのですが、人間って、完璧じゃないし、ダメダメだけど、でも、愛おしいって思う感動があって、元気になれるというか、普通に生きていくことがしあわせなんだって思って、じーんと来ました。
ホントに人間って、間違えるし、欲望を抑えられないし、逃げたくなるし、見栄があって、罪悪感があって、色々、カラフルですよね。一人の中に、ぜーんぶ内包している。だから、時々、壊れそうになっちゃうけど、でも、その壊れそうになるって、誰でも経験することで、おかしいことじゃないんだって、この映画で教えてくれます。日本人は、結構マジメな種族だから、人と違うと自分がおかしいんじゃないかとか、心配になってしまうけど、全然心配することないんですよ。それが人間なんだから。
だから、自分がおかしいんじゃないかって思って、病院に行ってみるってすごく勇気がいることで、それが出来るなら、自分がおかしいって気が付いていない人より、よっぽどまともなんだって思ってください。本当に違う人は、自分がおかしいかもなんて思わないですから。私も、何度もこういう考え方っておかしいのかなって思うことがありましたが、落ち着いて考えると、誰もがカラフルな面を持っているのだから当たり前なんだよなって思いました。この作品は、それを再確認させてくれたんです。大丈夫、自分はそれほど変じゃないの。ただ、考えすぎるだけ、オタクって呼ばれるくらいで、正常なのよって。('-^*)/
この原作がベストセラーなの、解かります。とっても人間にやさしい気持ちを思い出させてくれるものなんですもん。ちょっとした物を分け合う幸せとか、話せる幸せとか、そんな普通のことが、本当は、すごく幸せなことなのだって、思い出すの。そして、そんな小さなしあわせに喜べる自分って、大好きって思えて、生きていて良かったって思うと思う。
声優を、有名俳優さんたちがやっていますが、違和感はありませんでした。とっても合っていましたよ。下手すぎるからヤメテっていう人は居ませんでした。だから、映画にものめりこめるんだと思いますよ。
この映画、私、この夏、お奨め映画の一つです。但し、アニメだからって言って、子供の映画ではありません。子供には、2時間7分は長すぎます。会場に居た子供さん、途中から耐えられなかったみたいだもん。内容が子供向けではないので、子供は集中出来ないと思いますよ。でも、小学校高学年から大人には、この自殺した子の人生をやり直すという内容、解かると思います。ぜひ、親子でも、友達でも、恋人でも、一緒に行ってください。出てくるとき、しあわせな気持ちになりますよ。そして、誰かと一緒に居たくなると思います。
・カラフル@ぴあ映画生活
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