今日は、お友達に誘われて「アルゼンチンタンゴ 伝説のマエストロたち」の試写会に行ってきました。
ストーリーではありませんが、解説をどうぞ。
2006年、ブエノスアイレスの最も古いレコーディングスタジオで、1940年代から50年代に活躍し、アルゼンチンタンゴの黄金時代を築いたスターたちが感動的な再会を果たした。60~70年もの演奏歴を持ち、いまなお現役で輝き続ける、まさに国宝級とも言えるマエストロたち。タンゴの魅力と自らの思い出を語り始める。そして、タンゴの偉大なる巨匠たちがミラノ・スカラ座、パリ・オペラ座と並ぶ世界三大劇場のひとつであるコロン劇場で一堂に会した夜、二度とは観ることのできない奇跡のステージの幕が開く。

これは、映画というより、フィルムコンサートのような、とても音楽の質が良いものでした。日本では、それほど馴染んだ音楽ではないですが、彼らアルゼンチンの方々には、生活の一部なんですね。そして、マエストロと呼ばれる素晴らしい演奏者たち。この音楽の素晴らしさをどう伝えたら良いのかわかりません。自分のボキャブラリーの無さが情けなくなるほどです。
たくさんのマエストロ達が出てくるのですが、ピアニストの素晴らしい演奏に驚かされました。だって、弾き方なんて、どう見ても自己流で、ピアノ教室とかで教えているような弾き方ではないんです。でも、誰も真似できないような素晴らしい流れを生み出すんですよ。息が止まるほどです。そして、指揮をするマエストロは、いつもヨボヨボして歩いているのに、演奏場所で指示するときは、とんでもなくビシッとしているんです。これ、別人じゃないのって思うくらい・・・。
最近、”のだめカンタービレ
”などで、クラシック音楽が、結構、身近になってきているじゃないですか。先頃公開された”オーケストラ!”
も素晴らしい音楽でしたよね。この”アルゼンチンタンゴ”は、そういうクラシックの入門編から一段上がって、正統派クラシックだけではなく、他の伝統的な音楽を聞いてみようと思う方には、超お奨めです。天才たちが紡ぎ出す、素晴らしい旋律を、ぜひ聴いてみてください。私は試写室で観たので、音がとても良かったんですが、出来れば、音の良い映画館で観られた方がより楽しめると思いますよ。
何度も言うようですが、この映画にストーリーを求めないで下さい。インタビューと演奏です。フィルムコンサートだと思って、行ってください。
私は、この映画を観て、ちょっとアルゼンチンタンゴをゆっくり聞いてみようかと思いました。CDでも捜してこようと思っています。アルゼンチンタンゴを聞いていると、情熱的で、アドレナリンが出てくるような気がするんです。どの曲も、1つのストーリーになっているように聞えます。少し、タンゴにハマリ気味の私でした。
・アルゼンチンタンゴ 伝説のマエストロたち@ぴあ映画生活
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