今日は、”レキオン”の試写会に行ってきました。
ストーリーは、
モハベ砂漠に寂しく佇むダイナーが突然老婆の怪物に襲われた!天井を駆け上がる老婆、窓の外には虫の大群が店を取り囲む。受け入れがたい現実に、店にいた人々は恐怖に立ちすくむ。その時、どこからともなく、大量の武器で武装した男、ミカエルが現れる。彼は言う。「神は人間を見限った。人類が助かるためは、チャーリーのお腹の子が無事に成長しなければならない。私は翼を捨て、共に戦う。私は人間を信じているから?。」彼は人間に味方する唯一の天使だったのだ!やがて、鋼鉄の翼を持つもう一方の大天使ガブリエルが、神の預言を授かり大軍を率いてダイナーに襲い掛かってくる。人間はどうなるのか・・・。
というお話です。

キリスト教の大天使ミカエルが、何故か人間の味方になるために自分の羽根を切り落とし、何故か、天使の力を使わずにショットガンなどで戦うんですよ~。変でしょ~。笑えました。あ、でもマジメな話です。
基本は、神が人間の愚行に呆れ果て、人間を滅ぼすためにミカエルを遣わすんですが、ミカエルは人間を信じたいと考え、人間と一緒に戦う事を選ぶんです。でね、人間の味方をしたミカエルを倒すために4大天使の一人ガブリエルが降りてくるの。この天使、どちらも筋肉質で、ゴリマッチョなんですよ。普通、天使って、細くて美しくて、素手で戦うとかってほとんどしないでしょ。7つのラッパや鉢を引っくり返して、洪水を起こしたり、雹を降らせたり、血の川を作ったりのはずなんだけど、なんだか、今回は、こん棒を持って戦ったり、殴り合いしたり、蹴りいれたり、笑っちゃいます。神様は、筋肉質な男?(天使は両性です。)がお好き??

この映画では、4大天使のミカエル、ラファエル、ガブリエル、ウリエルのうち、2人しか出てきません。後は、人間を操って戦うんですよ。後ね、ハエがたくさん出てきます。ハエと言えば、キリスト教で言う、ベルゼブブ=蝿の王=異教神なんですが、今回、キリスト教と限定している訳じゃないのか、混ざってしまっていて、神の怒りの一つとして、蝿が出てきます。
おばあさんが襲ってきたり、変なのっぽの男がクモのように変形したり、ちょっとホラーっぽい要素もあり、恐いです。でも笑えます。だって、バイオハザードのペタペタくん(キメラ)みたいに天井をペタペタ這うんですよ~。もー、ヤメテーって感じでしょ。恐くて、笑っちゃいます。

妊婦がいて、彼女から生まれてくる子供が先の指導者となるらしいんです。望まれない子供で、産まれるはずの無い子供を、ミカエルが人間を生存させるために守るの。キリストらしき子供って事なんだろうけど、母親があまりにも子供に愛情を感じて無さそうで、腹が立ちました。
これ、やっぱり聖書などをある程度理解していないと、日本では難しいかなー。こういう”神様もの”って、日本では、ちゃんと解説をしてもらってからじゃないと、聖書とかの話が浸透してないから、理解は難しいですよ。タダの筋肉質男のバトルアクションになっちゃいます。チラシ解説に、天使軍団(レギオン)とか書いてあるけど、軍団は出てきませんからね。天使はガブリエルだけです。後は、操られている人間だからね。
私、実は、もっと期待していて、ヨハネの黙示録みたいに、7つの首を持ち10の角を持つ獣に乗った淫婦となるような女が出てきて、そんな乱れた人間を倒す天使軍団(レギオン)なのかと思ったのに、ちょっと違いましたね。残念です。
アクションスリラー映画として観るなら良いかも知れませんが、宗教的なことを期待していくと、はぁって事になりかねないので、気をつけてください。主演のペタニーさんが、超イケメンです。ペタニーさんは、ジェニファー・コネリーのご主人ですよ。
結構、恐くて、笑えて、楽しめます。ゴリマッチョ好みの方には、お奨めかな。
・レギオン@ぴあ映画生活
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