今日は、”ローラーガールズ・ダイアリー”の試写会に行ってきました。
ストーリーは、
女子高生のブリスは、美人コンテストで優勝する事だけがすべてと信じて疑わない母親に言われるがまま、コンテスト漬けの日々を過ごしていた。ある日、友人と出かけた隣街で、ブリスはローラーゲームと出会う。女性たちがワイルドにぶつかり合うこのゲームに心奪われたブリスは、ルールすら知らないままチーム「ハール・スカウツ」の新人発掘トライアルに参加することに。すると、天性のスピードを買われ入団を認められる。ローラーゲームにのめり込んで行くブリスは、生活のリズムが変わって行き・・・。
というお話です。
青春スポーツ映画です。テキサスの田舎の高校生だから、お母さんの言いなりに良い子を演じているんですけど、ローラーゲームに出会って、弾けちゃうんです。今どきの高校生って、もー、親のいう事なんて聞かなくて、好き勝手に夜遊びとかしてるじゃないですか。でもね、彼女は違ったの。すごくマジメな子だったんです。そんなマジメな子だったからこそ、超弾けちゃったんだと思うんだよね。ずーっと自分を変えたい変えたいって思っていて、そして、パワフルで輝いているローラーゲームガールズを見て、自分もあんな風になりたいって心から思ったんだと思うんです。そんな彼女の心情がとても伝わってきて、こっちも応援しちゃいました。
ローラーゲームって、見たこと無かったけど、すごくパワフルでキケンなんですね。ルールも、ちゃんと映画の中で説明してくれてて(ブリスも最初、知らないんです。)、見ながら覚えて楽しめます。そこで倒しちゃえ~っとか、引っぱっちゃえ~とか、まるでスポーツ中継を見ているようにドキドキハラハラでした。
監督がドリュー・バリモアで、もちろん彼女も出ています。彼女が撮っているからなのか、女の子がとっても生き生き描かれているんです。男性の監督よりも、女の子の気持ちの盛り上げ方が上手いのかな。高校生の輝いている表情がちゃんと描かれています。そして、不安も。こういう、期待と不安がかわるがわる押し寄せてくる女子高生の時代って、女性にしか解からないんじゃないかなぁ。そんな気持ちをドリューは、理解して、映像に収めていると思えました。
この映画、もちろん、大人の男性女性にも良いですが、高校生の女の子に観て欲しいなぁ。親の目を気にしながらも、やりたい事を見つけたいけど、まだわかんないっていう時代に、あー、こんな選択もあるんだなーって思ってもらえたら、いいんじゃないかなって思います。
青春スポーツドラマなので、アクションなど派手な事を好む方には、ちょっとお奨め出来ないけど、ポッと心が温かくなるような映画が好きな方には、お奨めいたします。楽しんできてくださいね。
・ローラーガールズ・ダイアリー@ぴあ映画生活
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