イタリア映画祭「コズモナウター宇宙飛行士」 宇宙開発って、こんな感じだったんだ。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
スミマセンが、ペタの受付を一時中断しています。ごめんなさい。

3本目は、「コズモナウター宇宙飛行士」 を観ました。ロケット


ストーリーは、

ソ連が犬のライカの宇宙打ち上げに成功した1957年、9歳のルチャーナは、共産主義を信奉しているため聖体拝領を拒否するような勝気で奔放な女の子。仲の良い兄アルトゥーロの影響を受けて、共産主義とソ連による宇宙開発に魅了されていた。1963年、15歳になった彼女は、”真の共産党員”と呼ばれた亡き父もいた共産党支部に属し、若者たちのリーダー、ヴィットリオに密かに恋心を抱いていた。てんかんの薬の副作用のため、おかしな言動の多い兄を恥じる気持ち、学校の女友達と上手く馴染めない自分、女だという理由で政党に評価されない共産党の集会、そして母の再婚相手との不仲など、たくさんの悩みを抱え、ヴィットリオとの関係がこじれた事をきっかけに、その息苦しさは頂点に達する。彼女は、兄に対して、衝撃的に酷い言葉を浴びせてしまい、兄はショックで家に帰ってこなくなってしまう。そして・・・。

というお話です。


ゆきがめのシネマ、試写と劇場に行こっ!!-コズモ1

1950年代~1960年代って、ソ連とアメリカの冷戦時代で、宇宙開発でも競っていたんですね。実は、私、まったくこの時代の事を知らなくて、ガガーリンって、ソ連の人って知らなかった・・・(^_^;)。恥ずかしい・・・。”地球は青かった”って言った人なんですねー。でも、宇宙に降り立ったのはアメリカ人のアームストロングさんなんでしょ。なんだか、良く分からんなぁ。宇宙に行ったとか言うのも嘘だったとかいう噂もあったし、色々不思議です。


そんな時代に、民主主義と共産主義に、子供まで振り回されていたというのは驚きです。そんなに主義主張を強く訴えなくてもいいんじゃないかと思ってしまいますが、この頃の、この人達には、大切な事だったんでしょうね。どーも、その主義主張の大切さがイマイチ分からず(日本人だからかしら。)、少し眠くなってしまいました。


ゆきがめのシネマ、試写と劇場に行こっ!!-コズモ3

でも、主人公の女の子の、背伸びして、大人として認めて欲しい、女として認めて欲しい、党員として認めて欲しい、という思春期の女の子らしさが描かれていて、そこは、解かるなぁって思いました。でもね、どんなに背伸びしても頑張っても、内側からかもし出す、大人の女性の雰囲気とか知識の豊富さとか、そういうものは、年齢を重ねないと出てこないんですよ。若い頃は、自然に振舞っているのが一番魅力的なんですけど、その年代の頃は、それが理解出来ないんだよなぁ。ああー、おばさんの意見になってしまいました。


宇宙開発の時代に、地上に生きている人達がどんな風だったのか、この映画を観て、初めて知りました。難しい時代だったということが、良く分かり、その宇宙開発に人々がどんなに期待をしていたのかということが分かります。全く知らなかった時代、見てみると、楽しめると思います。


ゆきがめのシネマ、試写と劇場に行こっ!!-コズモ2

でも、日本公開は無いかもなぁ・・・。これも、DVDで観る機会があったら、宇宙開発ってこんな風だったんだと楽しんできてください。カメ


イタリア映画祭


ブログランキング