イタリア映画祭「ただ、ひとりの父親」 気持ちが解って、感動でした・・・。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
スミマセンが、ペタの受付を一時中断しています。ごめんなさい。

今日からイタリア映画祭なんです。私は、11作を観る予定にしています。ワイン

今日は、3作品。まず、この「ただ、ひとりの父親」です。


ストーリーは、

生後10ヶ月の娘ソフィアを持つ、若く優秀で生真面目な皮膚科医カルロ。彼は、両親や友人太chいに助けられながら子育てをしていた。仕事や不慣れな育児に追われる毎日の中で、ジョギング中にフランス出身のカミーユと出会い、快活で自分の感情に素直な彼女に惹かれるようになる。周囲の気遣いに対して完璧な自分を演じてきた彼の心は揺らぎ、カミーユに対して開き始めると同時に、捨てられない過去の痛みが繰り返し甦る。妻メリッさとの愛は冷めて修復不可能な中になっていたのに、別れを決意したはずの夜に娘を授かり、その娘の出産時に妻を亡くしたこと。妻が死んだのは、子供を産んでくれる事を望んだ自分の責任だと自分を責めて、娘を道連れに海に身を沈めようともあった。そんな彼の心を少しづつ開いてくれたカミーユが、ある日、火事で品詞の状態になってしまう。カルロは、懸命に彼女を救おうとする。

というお話です。


ゆきがめのシネマ、試写と劇場に行こっ!!-ひとりの父親1

この作品、1作目だったからなのか、すごくのめり込んでしまい、感動しました。夫婦の仲って、やっぱりだんだんと変わっていくじゃないですか。どうしても、ラブラブのままじゃいられないでしょ。それが、とうとう息詰っちゃった時に弾みで子供が出来たりして、悩みながらも子供を産むというこういう状況って、結構、あるんじゃないかなぁ・・・。子供が出来れば、もしかして、夫婦の関係も変わってくるかもなんて考えながら・・・。そんな時に、子供を産んで、妻が死んでしまったら・・・。どうしていいか解らなくなっちゃうだろうと思うんです。そんな夫の気持ちがとても良く描かれていて、感動作でした。


なんか、不幸があったりすると、周りに居る家族とか、友達とかが、イヤに気を使って、亡くなってしまったことに触れないようにしたり、その気遣いが疲れるんですよねー。気を使っているつもりなんだろうけど、それがとっても重荷になる。一人でいたいのに、元気を出せって外に連れ出したり・・・。迷惑って言えないところが辛い・・・。そんな、誰にでも降りかかるような事を、描いてくれていて、自分は気をつけようと思わせてくれました。


ゆきがめのシネマ、試写と劇場に行こっ!!-ひとりの父親2

赤ちゃんが超かわいいんですよ~。ほっぺがぽわぽわなの。触りたくなります。

主役のカルロの性格が、マジメでちょっとイライラするかなー。ちゃんとした決断も出来ないし、かといって、適当にごまかす事もしない感じで、損な男だなぁって思いました。


ルカ・ルチーニ監督がいらしていて、原作のお話とか、色々してくださいました。若くて、イケメンです。


この作品、公開するかどうかは分かりませんが、DVDは出るかな~?

先が見えなくなってしまった男性の再生の映画です。もちろん、女性にも当てはまりますよ。この作品なら、単館系でも、結構、イケると思うんだけど。身近なテーマだし、アラサー、アラフォーにぜひお奨め作品なんだけどね。カメ


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