今日は、”てぃだかんかん”の試写会に行ってきました。
ストーリーは、
海の生物が大好きな金城は、幼なじみの由莉と結婚するため、故郷の沖縄に戻ってきた。子供にも恵まれ、開業したレストラン事業も軌道に乗った頃、久しぶりに潜った海でサンゴが悲鳴を上げているのを目の当りにする。30年間で、サンゴ礁の9割が死滅していたのだ。もう一度、美しいサンゴ礁を由莉に見せたい。金城は経営が順調だった店を閉め、サンゴを再生させる決意をするのだった。
というお話です。

観ていて、本当に涙が出てくる映画でした。沖縄や慶良間諸島に何度かスキューバダイビングに行ったことがあります。とてもキレイな海だなぁって思っていたんですが、その海が、もっとキレイだったのに、開発などで壊されていたなんて・・・。観光で行くと、その場しか知らないので、そんなもんかって思っていました。この映画を観て、美しい海を取り戻そうと一生懸命頑張っている人がいるんだと知り、涙が出ました。サンゴって、普通の植物や動物みたいに、簡単に育つものじゃなくて、すごく時間も掛かるし、環境を守ってやらないと直ぐに死んでしまう生き物なんですよね。それを、全てを捨てて、守って、増やしていこうとする、主役の金城さんと家族に、感動しない人は居ないと思います。

チラシなどをパッと見、岡村さんと松雪さんの夫婦って、お笑いなのかなーなんて思ってしまいがちですが、いたってマジメな映画で、岡村さんも松雪さんも、とってもステキな夫婦に描かれています。特に、松雪さんみたいな奥さんが居たら、ご主人は、とっても成長するんだろうなーって思いました。面白かったのは、岡村さんのお母さん役の原田さん。とってもワイルドなおかんで、世の男性は、原田さんのおかんに叩かれたいだろうなーって・・・。家族の絆がステキで、沖縄の人って、こんなに温かいのかなーなんてうらやましく思いました。

私は、建築関係の仕事をしているので、開発をするために邪魔なものがあれば排除する側の人間です。本当は、そんな事、誰もしたくないんですよ。でも、利益を生む、生活するために収入が要るとなれば、仕方なくしてしまうのが私達です。でも、自分の利益を度外視して、自然のため、地球のために行動するということが出来たら、どんなに幸せでしょう。私も、理想は、この映画の金城さんのように動ける事です。でもね、自分ひとりだけじゃなくて、自分の周りに居る人間にも苦しい思いをさせる事になると思うと出来ません。この映画でも、主役の金城は、家族も苦しめてよいのかと、とても苦しみます。この金城さんは、周りに理解のある人々がたくさん居て、本当に運が良かったのだと思います。
映画を観て、とても羨ましくなりました。ステキな映画です。そして、こんな事が本当に日本で起きたのだという事は、まだまだ日本人も捨てたもんじゃないって感じです。まだ、頑張れるんだぞ~!!

と言う訳で、この映画、とってもお奨めです。終わった後、目を真っ赤にしている人がたくさん居ました。みんな、感動したのだと思います。この映画ほどの事は出来ないけど、少しでも地球を助けられる事が出来たらと思いました。
実話を基にした映画なので、この映画に出てくる会社は、本当にあります。
海の種
今も、一生懸命サンゴの苗を植えているようですよ。
てぃだかんかん~海とサンゴと小さな奇跡~ - goo 映画
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