今日は、”シャッターアイランド”の試写会に行ってきました。超吹替版でした。
ストーリーは、
精神を病んだ犯罪者の収容施設がある孤島、シャッター アイランド。厳重に管理された施設から、一人の女性患者が謎のメッセージを残して姿を消す。孤島で起きた不可解な失踪(しっそう)事件の担当になった連邦保安官のテディ・ダニエルズ(レオナルド・ディカプリオ)は、この孤島の怪しさに気付き始める……。
というお話です。

試写の後に、”謎は決して口外しないようご協力を。”と言われたので、しゃべれませんが、ヒント位は書いてもいいかなー。
映画をたくさん観ていたり、小説を読むのが好きな方には、この展開は予想出来ると思いました。ぶっちゃけ、私が観る前に、”こうなるんじゃないのかな?”って言っていたとおりの展開で、あー、やっぱりねーって・・・。大体、精神病院に捜査に行き、謎を解くって言うと、こういう展開が一番多いですよね。だからこそ、私は、もうひと展開して欲しかった~。但し、あまりミステリーとかに慣れていない方には、訳解んなくなるかもしれません。
謎がすごいという触れ込みですが、あまり細かい謎というか、トリック的なものは、気にしないほうが良いと思います。そういうものに気を取られると、大まかな枠組みが判らなくなり、最後の謎に何が関わっていたのか分からなくなると思います。少し引いて、全体を見るようにしたほうが、理解が深くなると思いましたね。
今回、私は、超吹替え版なるもので観たのですが、この映画に関してだけは、一度、吹替版を観ることをお奨めします。なぜなら、聞き間違えかなって思ったり、え?え?と思う事を字幕で読んでいると、しぐさを見落とすからです。言葉としぐさのトリックが両方出てくるので、英語で充分理解出来るのでしたら良いと思いますが、そうでなければ、最初は、出来れば日本語で理解して、それで、2回目にレオ様のお声を聞きに行くのが良いかな~と思います。吹替えは、変なタレントとかがやっているのではなく、ちゃんと声優さんがやっているので、それほど違和感はありません。
もし、観に行く前に時間があるのでしたら、”カッコーの巣の上で”や”時計仕掛けのオレンジ”を観てから行くと、この映画の時代の精神病治療の仕方などが解るかなと思います。この2作とも、私、好きな映画なんです。特に、”オレンジ~”は、デザインもステキだし、空気感が好き。”カッコーの~”は、ジョン・レノンの暗殺犯人の愛読書だったことで、有名になりましたよね。アカデミー賞も貰ったと思うなぁ。ぜひ、観てみてください。お奨めです。

ミステリー映画としては、面白いと思いますが、難しい事を考えるのがイヤな方には、あまりお奨めしません。アクションなどで楽しめる映画ではありません。考えて、謎を解いていく映画です。これは、小説をじっくり映像化したような映画と表現した方が良いかな。本を読んだりするのが苦にならない方には、お奨めですよ。

シャッター アイランド@ぴあ映画生活
シャッター アイランド - goo 映画
「シャッター アイランド」の映画詳細、映画館情報はこちら >>
