今日は、東京国際映画祭のオープニングだった”オーシャンズ”を観てきました。
ストーリーは、無いのですが、解説をどうぞ。
画期的な映像システム(猛スピードで泳ぐ魚たちをまったくブレずに撮影できる、世界に一台しかないステディカム)を駆使して、北極海から南極海、サンゴ礁に彩られる美しい海に、冷たい氷で覆われた海など、世界各地の海にいる生物たちの姿をとらえる。猛スピードで泳ぎ、ジャンプするイルカ、ゆっくりと海の底へと沈んでいくマンタ。光のない海底にまで、そこで生きる命は存在している。
今までにも、”アース”などのネイチャードキュメンタリーものって色々ありましたが、どれを観ても、本当に人間ってちっぽけなのに、地球は、そのちっぽけな人間によって滅びそうになっているのだなと痛感します。
沢山の生き物が地球に暮らしていて、それぞれが必死で生きている。生きるか死ぬかという毎日を、その命の限り、精一杯生きているということが、この映像の中に描かれていて、涙が出るほどでした。
こんな美しい自然を、人間の傲慢さでどんどん侵略して壊していく。自分が人間であることが恥ずかしくなりました。でも、自然を利用していくしか、人間が生きていく術は無いし、共存の難しさは、既に誰もが知っていることですよね。エコエコと言いながらも、自分が生きていることが一番地球を壊していることなのだから、どうしようもないというジレンマに陥ります。
最近考えるのは、自殺者が増えたり、天災が増えたり、色々なことが起こるのは、神様が人間を間引いているのかもしれないなぁということです。このオーシャンズでも、カメが生まれて直ぐに海に向かう途中、鳥に食べられてしまうけど、でも必ず一定の数が生き残るようにプログラムされているというのを聞いて、やっぱり人間も同じようにプログラムに組み込まれているのかもと思うのです。
自分が生きていられるのは、たまたまプログラムの残るほうに入っていたということ。運良く生きる方に入っていたのだから、ありがたく、一生懸命生きなきゃと思います。鯨もイルカもカメも、どんな動物も魚も、必死で生きている。生きているのって素晴らしいって、改めて感じました。
イライラしたり、落ち込んだ時、この映画、良いと思いますよ。必死で観るのではなく、ボンヤリ観るので良いんです。ヒーリング映画だと思って観てきてくださいね。
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