スペイン映画祭の3作目は、”マップ・オブ・ザ・サウンズ・オブ・トーキョー”を観ました。
ストーリーは、
リュウは孤独で頼りなげな娘に見えて、プロの殺し屋という裏の顔をもつ。あるとき実業界の大物、ナガラの娘、ミドリが自殺。悲嘆にくれるナガラは、娘の夫ダビ(東京でワインを商うスペイン人)を恨む。ナガラの部下で密かにミドリを愛していたイシダは、ダビの暗殺をリュウに依頼するが… 魂の闇に分け入る愛の物語。そこでは沈黙こそが雄弁。東京の街の音に取りつかれ、リュウに魅かれる唖のサウンド・エンジニアは、そんな愛の物語の証人になる。
というお話です。

菊池凛子さんが主演で、日本で撮影されたスペイン映画です。
いきなり最初に、女体盛りのシーンがあり、”それは、バブル時代のバカがやってただけで日本の文化じゃないよ~!!”って泣きそうになりました。そんな低次元な日本だと思わないでよ~って・・・。ま、女体盛りは置いといて、他の場面は、普段見ている日本の風景が、映し方でこんな風に見えるんだなぁって感心しました。駅ホームの場面とか、商店街の場面とか、ラブホテルとか・・・。日常の生活にあるものが、こんなに不思議に、こんなに不気味に映るものなのかと思い、なんとなく、面白く、ステキだなぁと感じました。

話としては、ちょっと、ええ~って思うような展開でしたが、ま、こんな事もあるのかなぁって感じでしたね。菊池さんの役、ちょっとプロの殺し屋として、ダメダメなんじゃないのーって思って、ムカつきました。私なら、何があろうとも、プロなら最後までやり遂げるけどなぁ。そんなんじゃ、プロって言えないよ。お金貰っちゃダメだよ。(笑)

監督のイザベルさんが来日していて、サインを戴きました。劇場には、イシダ役の榊英雄さんもいらしていて、あ、と思いました。ステキな方でしたけど、プライベートなので、サインを戴くのは失礼かなーと思い、辞めました。あと、ワイン店の店員役で、押尾学が出ていたそうですが、その場面はカットされてたのかな。出てませんでした。今、話題の人だもんね~。
