スペイン映画祭「第211号監房」 恐ろしい結末に呆然・・・。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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スペイン映画祭の2作目は、”第211号監房”です。カギ


ストーリーは、

刑務所の職員として働くことになったファンは、予定の1日前に職場に赴き、見学をしていた。そこでアクシデントに見舞われ、気を失ってしまう。その直後、凶悪犯が収容されている監獄で暴動が発生。慌てふためいた職員たちは、気を失ったファンを第211号監房に置き去りにする。目を覚したファンは、事態を理解し、身を守るために囚人として振る舞う。こうして嘘とずる賢さを駆使して危険を回避する日々が始まった。だがその先には更に過酷な運命が彼を待ち受けていた。

というお話です。


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あらすじを読んだだけでも、なんか面白そうでしょ。そうなんです。すごい映画でした。これ、ハリウッドでリメイクするんじゃないかなぁ。面白かったです。恐い映画でした。

もし、自分がこういう立場になってしまったら、こんな風に囚人の一人ですって言って、身分を隠すしかないよなぁとは思いますが、この映画のように上手く行くとは思えないんですよね。周りは凶悪犯ばかりで、極悪だし、とんでもない行動をするんです。そんな中に、普通の人間がいたら、直ぐに見つかっちゃうと思うんですけど・・・。

ま、とりあえず、主人公のファンは、なんとか仲間になって、暴動首謀者に取り入り、一緒に要求を通そうと奔走するんです。だんだん、本当はどっちの見方だったのか解らなくなってきちゃうほどで、どちらを応援したらよいのか、どちらが悪い人間なのか解らなくなってくる。面白い構成でした。


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話がとても良く出来ているなぁと思いました。囚人たちが暴動を起こして、その人質として”テロリスト”を使うんです。テロリストも極悪人なんだけど、でも、国家は、テロリストを殺されてしまうと、そのままテロリストが英雄になってしまうので、殺さないでちゃんと裁きたいと思ってるんです。なんか、そういうところが、面白いなぁと思いました。同じように犯罪者でも、利用価値のある者と無い者、その違いを解りやすく表現していて、ただのプリズンものではないです。


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監督:ダニエル・モンソン

この映画、日本公開無いのかなぁ。面白いのになぁ。ルイス・トサルは、結構、色々な映画に出ているし、ミニシアターで公開してくれたら、人気出そうなんだけど・・・。


もし、観れる機会があったら、ぜひお勧め作品です。カメ


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