今日は、”今度は愛妻家”の試写会に行ってきました。
ストーリーは、
かつては売れっ子カメラマンだったが、今や仕事をせずプータロー同然の生活を送る俊介(豊川悦司)は、健康マニアの妻さくら(薬師丸ひろ子)に日々ニンジン茶を注がれ、子づくり旅行をせがまれていた。やがて、クリスマス直前のある日、二人は沖縄旅行に行くことにするが、その日を境に俊介とさくらに微妙な変化が訪れる。その変化とは、そして、夫婦の絆は・・。
というお話です。
またも、涙がつつ~っと溢れてしまいました。はっきり言って、観初めて、ずーっと笑える展開で、面白いんです。夫婦の掛け合いとか、二人の周りにいる人間の楽しさとか、色々な要素があり、面白い楽しめる映画なんです。でも、観ていて、何かおかしいな、違和感があるなって、思うと思うんです。そして、だんだんとその違和感の理由が分かってくるんですよ。それが、すごいんです。
行定監督の上手いところだと思うのですが、観ている人間に、不安定さというか、その違和感を最初は感じさせていないんです。段々と、あれって思うところが重なっていって、違和感が湧き上がってくるような構成になっていて、あれ?あれ?あれ?ああー、そういうことなんだって、観ている人に理解させるんですね。その手法がすごく上手くて、感動が湧き上がってくる感じです。
すごく色々書きたいんだけど、この映画だけは、ネタバレしちゃうと面白さが半減されてしまうというか、この映画の素晴らしさが伝わらないような気がするんです。予備知識をあまり持たないで観て、感動してもらいたいという製作者の期待を裏切ってしまいそうで、書けません。出来れば、ネタバレをしている記事を読まないで観に行って欲しい作品だと思います。
私は、またも色々な考えが頭の中をよぎってしまい、不安と悲しさと感動で、涙涙でした。
ぜひ、夫婦でも友達でも恋人でも一人でも、観に行って、人との関わりや、絆の大切さ、いつも気が付いていない大切なものを、もう一度、考え直して欲しいです。
私は、お勧め映画です。クリスマスから年末年始の寒い時期に、とても合う映画です。楽しんできてください。
・今度は愛妻家@ぴあ映画生活

