今日は、”パブリック・エネミーズ”の試写会に行ってきました。
ジョニーさん、主演ですよ~。ジョニー・ディップ、ラブです・・・。
ストーリーは、
1933年、大恐慌時代のアメリカで、ジョン(ジョニー・デップ)は紳士的な態度と鮮やかな手腕の銀行強盗として注目を集めていた。ある日、彼はクラブのクローク係として働く美しいビリー(マリオン・コティヤール)に目を奪われる。二人はダンスを楽しみ、共に食事を堪能するが、いつの間にかビリーは彼の前から姿を消す。ビリーを探し出し、強引に自分と一緒に連れて行くジョンだが、ビリーもまた彼の強引で一途な愛に、危険な選択だと知りながら、従って行くのだった。その頃、FBIはジョン・デリンジャーをアメリカ発の”社会の敵No.1 パブリックエネミーズNo.1”として指名手配をする。ジョンの運命は・・・。
というお話です。

このお話は、フランスに実際に存在した銀行強盗のお話を元に作られています。フランスでは、同じ”パブリック・エネミーズNo1”という名前で映画化され、ヴァンサン・カッセルが主演しています。現在、日本公開されていて、題名が”ジャック・メスリーヌ”という名前に変えられています。この作品は、2008年の東京国際映画祭で上映され、主演男優賞をもらったのかな。とても面白いです。
この映画、1930年代が舞台なんです。だから、レトロな感じで、雰囲気がアンタッチャブルっぽいかな。でもねー、なんだか、銃撃戦が多すぎて、疲れちゃいました。どうしてこんなに撃ち合うの~っていうほどで、車も建物も、バリバリに壊れます。本当にこんなにすごかったのかなぁ。

あと、ストーリーが、逃げてばっかりで、あまり盛り上がりが無いんです。恋愛も、それほど激しくはないし、なんだか、ちょっと中途半端かな~。大恐慌時代のアメリカを良く描いているし、彼達の犯罪のために、アメリカは、結局、それぞれの州の警察だけではダメだということで、全国的なFBIという組織を作ったのだということも、暗に描いているし、フーヴァー長官も出てきますよ。だから、歴史的なことを観るには、結構、面白いのかも知れませんが、映画としてはどうなのかなぁ。
フランス版のパブリック・エネミーズを先に観ていたので、どーもそちらの方が良かったような気がします。観る人によると思いますが、主人公の人間らしさが、フランス版の方が、より多く描かれていたように思います。但し、フランス版は、2部作なので、ノワール編とルージュ編の両方を観る必要があります。
私は、去年、国際映画祭で観たので、一気見だったのですが・・・。

ジョニー・ディップファンの方は、カッコイイので、ぜひ観てくださいね。あと、レトロな映画が好きな方とか、ウエスタンっぽいのが好きな方は、良いかも知れません。
あまり女性向けではないような気がしました。
もうすぐ公開なので、楽しみにしていてくださいね。

