「沈まぬ太陽」 日航機事故の頃の政治的背景を知っている人には面白いです。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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今日は、”沈まぬ太陽”を観てきました。長かったなぁ~あせる


ストーリーは、

国民航空の労働組合委員長・恩地(渡辺謙)は職場環境の改善に奔走した結果、海外勤務を命じられてしまう。10年におよぶ孤独な生活に耐え、本社復帰を果たすもジャンボ機墜落事故が起き、救援隊として現地に行った彼はさまざまな悲劇を目の当たりにする。そして、組織の建て直しを図るべく就任した国見新会長(石坂浩二)のもとで、恩地は会社の腐敗と闘うが……。

というお話です。


ゆきがめのシネマ、試写と劇場に行こっ!!-沈まぬ2

これ、今、公開になったって、なんか、あまりにタイムリーでビックリしました。JALが倒産するかどうかって時に、この映画って、すごいですよね。この映画観たら、JALなんて潰してしまえって思ってしまいました。

労働組合があんなに言いたい放題言って、たくさん給料貰って、年金まで人の何倍も貰うなんて、トンでもない。なんであんたらの給料を私達が払った税金から出さなきゃいけないんじゃ。あんたらがズルい事して政治家とグルになって作った赤字を、どうして税金で埋めなきゃいけないんじゃ~!!一度、倒産させて、社員は新しい会社で再雇用にすれば年金も払わなくていいし、給料だって、安く出来るじゃん。パイロットは特殊技能かもしれんが、キャビンアテンダントや窓口業務なんて、誰でも出来るんですよ。今のキャバ嬢の方がよっぽど気持ちよく働いてくれるわい。あ、でも彼女達は、そんな仕事、お金貰ってもやりたくないって言うかな。


ゆきがめのシネマ、試写と劇場に行こっ!!-沈まぬ1

映画の話に戻るけど、すみません、この映画、何を言いたかったのか分かりません。結局は、巨悪(政治家)は逃げちゃったし、恩地さん(渡辺さん)は、ナイロビに飛ばされちゃったし、航空機事故の遺族はそのままほったらかしだし・・・。どうなのよ。

現実としては、こういう結末だったのだと思うけど、なんだか、納得の出来ない結末だったなぁ。観た後に、一通り、誰役は金丸さんで、誰々はロシアのスパイって言われた人とか、現実の人の解説をして貰って、知ってたら面白かっただろうと感じましたけどね。でも、あの恩地役には、同情出来ませんでした。あういう正義を振りかざす人って、たまにいるけど、私は嫌いなタイプなんですよね。あれだけ組合とかやるんだったら、首覚悟でやらないとねー。左遷されてウジウジするなら、組合なんてやるなって言うの。

敵対して文句が言いたいなら、それなりの発言権を持つ資格を手に入れてからやりなさいって。


と、文句ばかり言ってはいけないので、良いところもありました。遺族の描き方とか、事故直後の会社の対応の仕方とか、随分、取材をして描いたのだろうなぁと思いました。脇役の方達も、上手いかたばかりだったので、そこら辺は、安心して観ていられましたね。さすが、大作映画というだけのことはありました。

CGの飛行機映像の出来が悪かったくらいは、ま、目を瞑りましょう。いいですよ、あれくらいのこと・・・。


ゆきがめのシネマ、試写と劇場に行こっ!!-沈まぬ3

あの時代の政治家とか出来事を知っている方は、結構楽しめるのではないかと思いました。若い人は、ちょっと、その楽しみが分からないので、理解が浅くなってしまうかなぁと思います。

気になった方は、ぜひ、観に行ってください。但し、3時間半もあるので、覚悟して行ってくださいね。カメ


”沈まぬ太陽”(by.Yahoo)


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