この日は、”映画人 松田優作の世界”のオールナイトから、そのまま映画を1本観ました。
なんたって、昨日からずーっと寝ていないので、辛いけど、どうしても観たかった映画なので、観ちゃいました。
「メアリーとマックス」
この映画は、
本作は、対照的なふたり――オーストラリアのメルボルン在住、丸ぽちゃで孤独な8歳の少女メアリー・ディンクルと、ニューヨークのカオスで暮らす超肥満体でアスペルガー症候群の44歳のユダヤ人マックス・ホロウィッツの、ふたつの大陸をまたいだ20年に渡る手紙を通して描かれる物語。思春期から大人の女性へと成長するメアリーの旅路と、マックスが中年から老いを迎える過程を追いながら、紆余曲折を経て友情を越えた強い絆が結ばれる様子を描く。
オーストラリアの人形アニメです。
その動きも造形も、すごくかわいくてリアルで、とてもステキな映画でした。
自閉症のマックスと文通し始めたメアリーは、傍目にすごく不幸そうなんですよ。親にも恵まれず、友達にも恵まれず、なんだか、超かわいそうな女の子なの。でね、唯一のよりどころが文通相手のマックスなんですよ。マックスはおじさんなんだけど、自閉症で、少年のような心を持っていて、2人とも純粋で、良いんだよなぁ。
とってもブラックユーモアも含まれていたりして、すごいシビアな感もあるんだけど、最後、すごく感動するの。アニメなのに、涙がボロボロっときてしまいました。親族は選べないけど、友達は選べるんだよっていう言葉が出てくるんだけど、そのずーっと一緒にいたいと思える友達って、簡単には見つからないんですよね。友達は選べるけど、捜すのが大変。そんな大切な友達を探し出せたメアリーは、とっても幸せだったのだろうと思います。
こういうアニメを、子供も大人も観たらいいんじゃないかなぁ。日本政府の方、くだらない”アニメの殿堂館”なんて企画は止めて、こういう良いアニメをいつでも観れるシアターを作って欲しいですよ。心に残る良いアニメを伝えて欲しいです。
