ドイツ映画祭2日目「ソウルキッチン」「赤い点」 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
スミマセンが、ペタの受付を一時中断しています。ごめんなさい。

今日も、ドイツ映画祭に一日詰めてしまいました。東京国際映画祭のグリーンカーペットとドイツ映画祭のトーク&サイン会がかぶってしまい、ドイツ映画祭を取ってしまった私です。音譜


「ソウルキッチン」


ストーリーは、
ハンブルグで冴えないレストラン”ソウルキッチン”を経営するジノスは、恋人のナディーンが上海に転勤してしまい、店を閉めて彼女を追って上海に行くか、
どしようか迷っていた。久しぶりに同級生のノイマンに会い、店を売って欲しいと言われるが、店にも愛着があり、踏み切れない。そんな時、ふと知り合ったコックを雇ったことと、近所にダンススクールが出来た事で、いきなり店が繁盛し始める。お金も手に入り、店の経営も順調に回り始め、すべてうまく行き始めるかと思いきや・・・。
というお話です。


楽しいコメディー映画です。ドイツ映画にしては、明るいし、とても楽しい雰囲気です。監督のファティ・アキンさんは、2004年にベルリン映画祭で”愛より強く”で金熊賞を受け、その後、カンヌ映画祭の審査員を務めるなど、若手ながら素晴らしい経歴の方です。前作は、とても深い考えさせられる作品でしたが、今回はそれとはまったく違う作品に仕上がっています。映画を作るたびに、観客を驚かせるので、次回作も、どうなるのか楽しみです。


ゆきがめのシネマ、試写と劇場に行こっ!!-ソウルキッチン

この映画、とっても面白いし、日本で受けそうな内容なので、ぜひ、日本で公開して欲しいと思っています。有名監督の作品なので、きっと公開されると思いますけどね。ドイツ映画祭でやった作品が公開されるのって、結構、時間がかかって、2008年のクララ・シューマンは、今年の夏~秋に公開ですし、アイカー北壁は、来年公開だそうです。1年~2年もかかってしまって、寂しいなぁ。
ドイツ人の習慣とかって、日本人に似ているので、ドイツ映画も日本で流行ると思うんですけど、どうして配給が付かないんでしょうね。でも、今回の上映で、これだけ盛況だったので、来年には公開かな。



「赤い点」


ストーリーは、

日本の女子大生アキは、ちょうど就職活動中。子供の頃、自分の本当の家族がドイツで交通事故で亡くなり、伯母の家の娘として育っていた。大学を卒業する前に、胸にわだかまっていたものをすっきりさせるため、ドイツへ向かうことにする。そして、ドイツへ赤い点がついた地図を頼りに、旅をして、その事故の真相へ迫っていく。その先に待っていたものは・・・。

というお話です。


このお話、半分はフィクションだそうです。本当にドイツで亡くなった家族のお話を元に脚本を書かれたそうです。

ドイツと日本の両国で撮影をして、両国の違いや同じところなど、色々な表現で伝えてくれました。感動作です。国に違いはあっても、同じ人間なんです。同じように傷つくし、同じように楽しめる、そんな生活を表現しながら、過去の傷にも触れていくという、繊細な描写をした映画で、ミニシアター系だとは思いますが、映画好きな方には、グッとくる作品ではないかと思います。


ゆきがめのシネマ、試写と劇場に行こっ!!-赤い点

音楽を映画監督の夫である方がやっていて、なんとなく、そのマッチングがピッタリなのもうなづけました。

この作品、日本で公開してくれないですかねぇ。もう、既に、映画祭などで、随分、賞を貰っているようなので、出来れば、ミニシアターで良いので、公開して欲しいです。

そして、日本人が、海外でも、こんなに頑張っているということを、皆さんにも認識して欲しいです。


とても良い作品でした。

ということで、今年のドイツ映画祭での初公開作品は、5作品でした。あ、短編フィルムは別です。

ティーチインや挨拶の様子などは、また、改めて書きますね。

サインや写真を頂いたので、ぜひ、公開したいと思います。


明日からは、東京国際映画祭に参加してみたいと思っています。カメ