今日は、「ホースメン」の試写会に行ってきました。
昨日に続き、聖書を基にした作品です。
ストーリーは、
妻に先立たれたベテラン刑事ブレスリン(デニス・クエイド)は、猟奇的な連続殺人事件を担当することになる。遺体は極太の釣針で宙につるされ、現場には毎回「COME AND SEE(来たれ)」というメッセージが残されていた。それは、聖書のヨハネの黙示録6章に出ている”来たれ、そして見よ”という言葉であった。そこには、7つの封印のうち、4つの生き物の話が載っているのである。4つの生き物が4匹4色の馬が、破滅への道を示している。
彼が謎めいた事件の捜査にはまり込んでいく中、ある犠牲者の養女クリスティン(チャン・ツィイー)が衝撃的な告白をする。
というお話です。

今回も、また、黙示録が使われていて、どこまで聖書が好きなんじゃ~って、またも思ってしまった私でした。聖書の項目としては、旧約聖書の出エジプト記の9-15、新約聖書のヨハネの黙示録6章~、を読むと、このことが書いてあります。但し、黙示録には、小羊が7つの封印を開けるとあり、そのうちの馬をつかったものまでが使われています。何でか解りませんが、映画の謎とするのに、動物などの象徴があったほうが伝わりやすいと思ったのかもしれません。
最近、こういう猟奇的な殺人事件ものが多いですね。グロいのは、ま、大丈夫なのですが、痛そうなのは、辛いですね。グチャグチャやっちゃうのは良いけど、痛いのはやめて欲しい~。泣けます。

話としては、ちょっと前にも観たかも~って感じですが、それなりに楽しめました。もっと、チャン・ツィイーが極悪なのかと思っていましたが、それほどでも無かったなぁ。美しき殺人者としては、まだまだ小さいって感じでした。それよりなにより、白い馬の騎士として殺人を計画している人の方が後から考えると恐いなぁって思いました。観れば判りますが、犯人(白い馬の騎士)が判って終わっちゃうけど、その犯人達を触発したやつをそのままにしておいていいのかよって、それに、その白い馬の騎士と、それを観ていたネットの会員のやつ、そのまま放置していいのかよって突っ込みたくなりました。ま、放置ではないと思うけど、きっとたいした罪にはならずに、社会に放たれるんだろうなぁ。恐いなぁ。

悪いところばかりではなくて、この作品は、親や家族などにかまって貰えなかった、子供の悲しみや不幸を伝える映画でもあります。子供の頃から、親に愛されなかったり、愛を伝えてもらえなかった子供は、大人になっても不幸を背負ったままなんです。この映画の恐いところばかりではなく、子供は、すべてを捨てても愛してやらなきゃって考えにたどり着いて欲しいと思いました。そんな深い映画でもあります。
とりあえず、大人しか観れないので(R指定です。)、グロいのが大丈夫な方、行ってみてください。
私は、この作品、結構、面白いなぁって思いました。好き嫌い、分かれるかも知れませんが、私は、お勧めしたいと思います。
