今日は、”ドゥーニャとデイジー”のマスコミ試写会のプレゼントが当たったので、行ってきました。
ベルリン映画祭の招待作品で、アカデミー賞外国語映画賞オランダ代表作品でした。
監督は、ダナ・ネクスタンという、オランダの女性監督です。

ストーリーは、
厳格なイスラム一家に育ったドゥーニャは、自由な恋に興じる生粋オランダ人デイジーと仲の良い幼馴染だが、家族とともに故郷モロッコへ帰ることになる。一方、母からの愛情に自信をなくしたデイジーも実の父親に会おうと、ドゥーニャの後を追ってイスラム社会に飛び込んでゆく。
というお話です。


ミニシアター系で、11/7 から公開される映画です。
オランダとベルギーの共同作品で、オランダのTVで2002年から放送され、高い人気を誇ったドラマの映画化だそうです。確かに、人気があったの、解るような、面白い展開で、とても楽しめました。
オランダからモロッコに旅をするのですが、日本人には、あまり馴染みのないような宗教の違いや生活習慣の違いなど、へぇ~と思うことが多くて、面白いですよ。
女の子2人の掛け合いも面白いし、どうしてこんなに性格の違う2人が仲良くしてるのかなぁってくらい、違いが楽しいんです。そんな2人が、お互いを思いやりながら、だんだんと成長していく姿が、とっても初々しく描かれていて、なんか、嬉しくなっちゃう感じの映画でした。
観ていると、デイジーの自分勝手さ加減にイライラするのですが、その自分勝手の中に、友達への甘えや信頼が含まれているということが段々解ってくるんですよ。そして、デイジーを受けとめるドゥーニャも、色々な不満を抱えていて、その不満をぶつける事が出来るのはデイジーだけというのが解ってくるんです。
友達って、いつも一緒に居なくても、言いたい事が言えるっていうところがすごく良いですよね。そんな二人がとっても羨ましいし、可愛く思えてきます。
この映画、とっても軽く、感動が味わえるし、日本とは違う文化に触れることが出来るので、お勧めだと思います。いつもとは違う世界を、楽しく味わってきてください。お楽しみに。