今日は、”引き出しの中のラブレター”の試写会に行ってきました。
ストーリーは、
ラジオパーソナリティーの久保田真生(常盤貴子)は、4年前に父親と仕事のことでけんかをして、そのまま絶縁、仲直りをしないまま父親が亡くなってしまう。父親の49日にも帰らない真生に、妹から”父親がお姉ちゃんに出せなかった手紙”を受け取り、父親の思いを知り、和解できなかった自分をとても悔やむ。
ある日、北海道の高校生・直樹(林遣都)から、一通の手書きの手紙が番組に届くが、笑わない祖父を笑わせたいという相談内容に、真生は思わず自分の父親の姿を重ね合わせる。そして、真生は行動し始める。
というお話です。

それほど宣伝していないし、地味な感じだったので、あまり期待して行かなかったのですが、感動作でした。ラジオナビゲーターの真生を軸に、色々な人の人生が描かれていて、誰もが伝えたい事を上手く伝えられないんです。そんな人々の伝えられなかった言葉を、ラジオを通して伝えるんですが、直接伝えるより、ラジオを通すと、なんか、とっても良いんです。伝わってくるというか、心に沁みてくるんですよね。超泣けます。

ストーリーも、とても良く出来ていて、ちゃんと、バラバラの人々が、繋がってくるんです。この人、何なんだろうって思っていると、最後の方で、あ、ここに繋がってるのかとか、すごい良く考えてあるの。

この映画を観て、ラジオを、改めて聞いてみようかな~なんて思いました。もう、TVやネットの時代で、ラジオなんて、車に乗るときくらいしか聞いていなかったのですが、考えてみれば、画像が無い分、想像力も必要だし、声のトーンだけで、色々な事を表現するパーソナリティーの方は、素晴らしいですよね~。また、聞いてみようかなって思っています。
この映画は、若い人も年配の方も、感動を味わえると思いますよ。とても良い映画です。
この秋、感動を味わってみたらどうでしょうか。