今日は、”あの日、欲望の大地で”の試写会に行ってきました。
ストーリーは、
シルヴィア(シャーリーズ・セロン)は、ポートランドの海辺にたたずむ高級レストランのマネージャーとして働いている。仕事場では有能な彼女だが、プライベートでは行きずりの相手との情事を繰り返していた。そんな荒れた生活を続ける彼女には、辛い過去があった。ある日、彼女の前にカルロス(ホセ・マリア・ヤスピク)というメキシコ人男性と、12歳の少女マリア(テッサ・イア)が現れ、その辛い過去が暴かれていく・・・。
というお話です。

この映画、成人女性は、必見だと思います。
年齢を重ねても、女性って、女なんですよね。妻であり母親ではあるのだけど、でも"女"なんです。
自分の母親が不倫していて、その現場まで見てしまい、不潔だと思いながらも、そんな母親と似てきてしまう自分を許せなくて、荒れた生活を送ってしまうシルヴィアに、女性だったら、共感は出来なくても、気持ちは、解ると思います。女性としての自分と、それを汚いと思い拒絶してしまう自分と、だれでも、一度は経験したことのある気持ちだと思います。
そんな女性の気持ちを、とても良く表現しているし、シャーリーズ・セロンの演技が、静かに心に沁みてきます。そして、彼女が最後に行き着く場所は、やっぱり幸せなのではないかと思います。
うう~ん。本当に、良い映画だった・・・。

映画を観ていると、内容が、現在と過去を行ったり来たりするので、ちょっと気を抜いていると、解らなくなるかもしれないので、一生懸命観てくださいね。

この映画、私は、超お勧めです。女性にはもちろん、男性も、女性のこういう気持ちを解れとは言いませんが、よく言う”誰とでも寝る”という女性は、頭が悪い訳ではなく、色々な理由があって、自分を傷つけている女性かも知れません。色々な女性がいるということを、少しでも解ってあげて欲しいです。そして、救えるならば、救ってあげて欲しい・・・。