夜は、”山形スクリーム”の完成披露試写会に行ってきました。
まず、舞台挨拶で、
竹中監督、沢村さん、成海さん、AKIRAさん、マイコさん の5人がいらっしゃいました。
もー、挨拶で監督、弾けすぎです。挨拶の最中、ずーっと笑ってしまいました。どーして小指が立っちゃうの!!
本当に、竹中さん、面白い方なんですね。撮影は、去年の夏だったそうで、山形というところは、日本の中で、一番高い温度が観測されたほど暑いところで、甲冑を着ての撮影は、死ぬほど大変でしたと沢村さんが話されていました。あまりの暑さで、AKIRAさんの頭から煙(湯気?)が出たほどだったそうです。
挨拶の後に、音楽を担当している栗コーダーカルテッドと竹中さんで、音楽を演奏してくださいました。竹中監督は、口笛です。とっても和む音楽で、一見、映画と合わなさそうだけど、映画を観てみたら、とても合っていました。
ストーリーは、
山形の御釈ヶ部村へ、夏の合宿にやって来た女子高生の美香代。先生と友達3人とでその村を楽しんでいたのですが、落ち武者の祠を新築しようとした町長が古い祠を壊し、落ち武者を蘇らせてしまいます。落ち武者の恋人の生まれ変わりだと思われてしまった美香代は、落ち武者から逃げ回ることに・・・。
というお話です。
話は、細かいことを突っ込んでしまうと墓穴を掘りそうですが、素直にコメディーとして楽しめれば、面白いと思います。でも、細かいところに、結構、竹中監督の趣味とかが詰まっているかなぁ。美香代達が、縁日で綿菓子を買っていたら、おじさんが”2こで充分ですよ。信じてくださいよ。”っていう場面があって、まるまる”ブレードランナー”のパクリでしょ。きっと竹中監督もブレードランナー好きなんだろうなーって思いました。あと、女子高生がチェーンソーで戦う場面とか、建物に逃げ込んだらゾンビ達が顔を突っ込んでくる場面とか、色々あるのですが、どれも、映画で観たことのあるようなシーンで、きっと監督が好きな作品へのオマージュなんだろうな~って感じられました。映画の内容も楽しめるけど、そういう場面も、映画好きには、たまらないと思いますよ。色々探してみてくださいね。
一つ気になったのが、落ち武者の一人のデビット伊東のおでこの左に、”フジツボ”が付いているんです。むかーし、フジツボが膝の骨の裏にビッシリとかいうホラー話を聞いて、フジツボ恐いんです。イヤだったなぁ。
誰もが楽しめるコメディーです。夏休みのお楽しみに、ぜひ、観に行ってください。とってもおバカ作品なので、真剣に観に行かないでね。この映画を観て、その後、ビアガーデンにでも行って、生ビールでもグーッと飲んでください。サッパリして、気持ちよくなりますよ。