イタリア映画祭 「イル・ディーヴォ」ちょっと疲れちゃった・・・ | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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イタリア映画祭での2本目は、「イル・ディーヴォ」という映画です。音譜


イタリアの政界の暗い部分を描いた映画です。

1990年代初頭、首都ローマで第七次アンドレオッティ内閣が始まる。もう、7期も続いている彼の内閣は、絶えず黒い影が付きまとい、銀行家カルヴィ、マフィア撲滅運動のダッラ・キエーザ将軍、反マフィア治安判事ファルコーネ、同判事ボルセリーノと、次々に暗殺が続き、内閣との関連が指摘されていた。そして、徐々にマフィアと距離を置き始めたアンドレオッティは、側近のリマを暗殺される。首相退任後、大統領選に出馬するが、敗北し、とうとう、マフィアとの癒着を暴かれ始める。そして、裁判に立ち向かうのだが・・・。

という映画です。


色々な政治家やマフィアが沢山出てきて、その関係が解り難いんです。イタリアの人には、身近な事なので、判りやすいのかもしれませんが、日本人には、ちょっと難しいと思います。日本で言うと、田中角栄さんっぽい感じなのかなぁ。でも、イタリアって、すごくマフィアとかが政治に入っていて、日本よりすごいですね。もちろん、日本だって、暴○団とか右翼左翼とかとのつながりって、あるんだろうけど、イタリアのように酷くはないと思います。本当にすごいんですもん。驚きました。

そんな黒い部分を暴いて、裁判にかけるんですけど、結局、まったく罪に問われないんですよね。無罪になっちゃうの。これ、歴史だから、ネタバレでもなんでもないんだと思うけど、イタリアって、酷いなぁって思いました。日本は、ロッキードもリクルートも、一応、逮捕者が出たでしょ。イタリアは、結局、最後、無罪になってしまうようです。

なんか、そういう歴史を知った上で、この映画を観たほうが、より、面白く、考えさせられ、観れると思いました。解ってないと、眠くなっちゃうの・・・。


もう、イタリアではDVDが出ていて、イタリア書房などで購入出来るようなので、機会があったら、観てみると面白いかもしれません。ワイン