今日は、クリント・イーストウッド監督作品、”グラン・トリノ”の試写会に行って来ました。
この感動を、どう伝えたら良いか解りませんが、本当に感動する作品でした。彼の作品は、人に感動を与える品が多いですが、今回も、ゴールデンウィークに公開映画の中で、群を抜いていると思います。素晴らしい・・・。
この作品は、
ある町に住むウォルト・コワルスキー(イーストウッド)は、妻に先立たれ、葬式中も愚痴ばかり言っているような老人で、自分の息子2人とも上手く溶け込めず、一人で生活していた。たまたま、隣に越してきたアジア系の家族と関わりが出来て、付かず離れずの関係が続いていく。そんな時、アジア系のギャングに、隣の家のタオ少年が虐められて、それがエスカレートしていく。ウォルトは、どうやって彼らを助けるのか・・・。
というお話です。
”おくりびと”もそうだったけど、題名だけだと、あまり興味を惹かれないと思いますが、観ると、本当にこの映画に引き込まれます。彼の愛を、この映画が進んでいくに連れ、観ている人は感じていき、最後に、ドーンと感動の嵐が訪れます。号泣というのではないですが、自然に涙が流れていて、男の生き様というか、人間の尊厳を感じました。人間って、最後の最後でどういう行動を取るか、何を守って何を倒すのかで、それまでに自分の生きてきた意味を表現出来るんですね。
最初にも書きましたが、本当に、この感動をどう伝えたら良いか解りません。とにかく、観てみて欲しいとしか言えません。
どんな方が観ても、それぞれ、考えさせられる場面があると思います。ぜひ、この映画を観て、今一度、自分の人生の過去と未来を考えてみて欲しいと思いました。