
アフガニスタン中部のバーミヤンは、歴史的巨大仏像をタリバンにより破壊され、ニュースなどでも沢山報道されたので、ご存知だと思いますが、この映画は、そんなバーミヤンで暮らす6歳の女の子が学校に行きたくて、なんとかノートを手に入れて学校まで行くのですが、仲間に入れて貰えなかったり、行く途中で虐められたり、困難が沢山あるというものです。

その困難が、日本では考えられないような事で、そのお国柄という言葉では終われないような、悲惨な状況なんです。6歳の子供達なのに、戦争ごっこを本気でやって、"石投げの刑"という、タリバンが本当にやっていた厳罰などをやったりするんです。子供がそんな事をする情景は、あまりにも辛くて、苦しいものでした。こんな現実を、生々しく描いているので、楽しい映画ではありませんが、日本がどれほど恵まれているのかを、実感させられます。

映画としては、粗削りな感じですが、心に残る作品でした。アフガニスタンの現状などを、この映画で観てきて下さい。
