今日は、”ザ・バンク 堕ちた巨像”の試写会に行ってきました。
イギリスの警察をクビになり、インターポールの捜査官となったサリンジャーは、前職の時から追っている巨大銀行IBBCの違法について探るため、ドイツに滞在していたが、同僚が暗殺され、その違法について告発しようとした銀行内部の人間も暗殺され、その証人をすべて失くしてしまう。しかし、集めた資料から、銀行が軍事産業から武器を買い、紛争国に売ろうとしていることを突き止める。どうやったら止められるのか・・・。
というお話です。クライヴ・オーヴェンとナオミ・ワッツの共演で、面白かったですよ。
これ以上書いてしまうと、ネタバレしてしまうので、書けませんが、とにかく、金持ちは、どこまでも嫌らしくてガメツイのだなということです。人の戦争を喜んで、武器を売って儲けるなんて、とんでもない。許せないです。ちょっと、ニコラス・ケイジ主演の”ロード・オブ・ウォー”を思い出しました。
戦争をやっている人間たちはやりたくないのに、外部の儲けだけを考えている人間にやらされているなんて、本当に腹が立ちます。これは、映画だけど、きっと、ある程度本当の事も描いているのだと思います。でも、銀行だけじゃなくて、国家ぐるみだったりして、裁けないんですよね。こんな事を、トップ企業がやってるんだから、地球が病んでいくのは、当たり前かもしれません。
この映画は、舞台が、ドイツ、アメリカ、イタリアなどなど、どんどん移動するし、話が深くなっていくので、整理しながら見てくださいね。
一番驚いたのは、ニューヨークにある”グッケンハイム美術館”の中で、銃撃戦をやるんです。あの、”フランク・ロイド・ライト”の設計の美しい螺旋の美術館で、あんなことするなんて、凄いだって、通路に穴が開くは、天井が落ちるは、凄いんです。この場面は見ものですよ。ぜひ、あの芸術的建築物の壊れる様を見てきてください。
この映画は、大人が観たほうが良いと思います。金融関係、軍事関係などなど、世界の動きを考えながら見たほうが面白いので、子供だと、難しいかも。でも、アクションが楽しいので、考えないで観てもいいかなぁ。