今日の2本目は、ヘレン・ハントの”いとしい人”でした。
39歳のエイプリルは、小学校の教師で、同僚のベンと結婚したのだが、10ヵ月後に突然別れを切り出される。子供を望んでいるエイプリルは、超ショック。おまけに、その次の日に養母が死、さらに本当の母親と名乗る女性が・・・。気になる男性も出てきて、どうしようと言う時に、夫ベンの子供を妊娠していることが発覚!もー、どうすんのっ!!というお話です。
これは、アラフォー世代の女性は、誰しも悩むことではないでしょうか。夫の事、子供の事、家族の事、ちょうど生活も安定してきて、これからどうしようかという曲がり角に差し掛かるところだと思うんですよね。若い頃に子供を産んでいても、子供が手を離れて、自分の生活をどうしようかと悩む時期だと思います。
今、アラフォーって流行だけど、その世代って、一番パワフルで、何でも出来るけど、どれもしがらみがあったり、見栄や恥ずかしさがあったりして、出来なかったりする、難しい時期だろうと思います。そんな女性の思いを、上手く映像にしているのが、この映画だと思いました。ちょっと文句を言わせて貰うなら、エイプリルの最終的な選択が、私には納得出来なかったかな。私なら、あの選択はないです。その選択は、映画館で観てね。
子供が欲しいけど、でも夫はちゃんと喜んでくれるのかとか、自分が母親になれるのかとか、すごくこういう不安って解るんです。女性には、こういう不安があるんだって、男性にも判ってほしいなぁ。女性は、主役のエイプリルに共感できると思いますよ。
ぜひ、恋人同士、夫婦、友達で観に行ってください。とっても真面目で、面白い、静かな、コメディ?です。