穢れない野生の魂「きつねと私の12ヶ月」 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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今日は、”きつねと私の12ヶ月”を観に行ってきました。しっぽフリフリ


フランスの自然の中で暮らすリラ。ある日、キツネを見かけて、とっても好きになってしまった彼女は、毎日、学校の帰りに、キツネを探しに森へ入る。そこへ、一匹のキツネが・・・。


この映画は、主役のリラとキツネさんと他の動物以外は、ほとんど出てきません。動物好きの私には、超幸せな映画でした。ちょっとだけど、我が家のモモちゃん似のオコジョさんも出てきます。


リラは、野生のキツネと仲良くなりたいと思い、辛抱強くキツネを追っていき、仲良くなるのですが、なんと言っても、野生です。普通のペットのような気持ちでいたリラは、ある日、その事に気づかされます。

これって、自分も子供の頃あったよなーって思います。野生の鳥とか、仲良くなれると思ってましたもん。


でもね、最後に大人になったリラが、自分の子供に 「好き と 所有する は違うのよ。」 と話すのですが、これが、心にグッと来ましたね。自然のものを自分の自由にさせようとしてはいけない。在るがままを好きと思って、見つめるだけにしなくてはいけないというのを、この一言で表現していて、もー、なんてステキな映画なんだろうって思いました。自然を大切にっていう気持ちが、また強くなりました。


なんか、この言葉って、人間同士にも言えるのかなって考えちゃいました。夫婦でも、お互いを所有しているのではなくて、好きだから一緒にいるんだって思わなきゃね。どーも、付き合ったり結婚したりすると、所有物のような気持ちになっちゃって、束縛したくなるけど、お互い人間、野生動物だもんね。にひひ

気をつけよっとラブラブ


あ、とにかく、この映画、自然をとても美しく映像化していて、子供にもぜひ観せたい映画です。大人は、感動して、涙して、穏やかな大きな気持ちになると思います。カリカリしている今の社会に、潤いを与えてくれる映画なので、ぜひ、ご覧になってくださいね。