今日は、”ブーリン家の姉妹”の試写会に行ってきました。面白い、すごく面白い作品でしたよ。
イギリスの国王をめぐる陰謀に翻弄された姉妹の悲劇を描いています。この映画を観て、今までに見たイギリスの歴史が随分繋がりました。映画で断片的に歴史を観ているので、どこがどのように繋がっているかが解らなかったのですが、この映画で、どうして”エリザベス”が有り得たのかということが解りました。
私はひとりっ子なので、この映画のような姉妹での闘いって解らないのですが、とにかく、すごい闘いでした。女同士の闘いなので、超ドロドロしてました。
私の知っている姉妹の雰囲気って、長子は、結構おっとりしていて、下の子は、要領が良くて、ちゃっかりしているイメージだったのですが、映画の姉妹は、反対でしたね。姉の方が強くて、非情でした。
この映画を観に行く前に、”エリザベス”と”エリザベス・ゴールデンエイジ”を観て行くと、歴史的なものとか、楽しめると思いますよ。
ローマカソリック教会、イングランド国教会、プロテスタント教会、この3つの宗教をイギリスは経験していくのですが、君主によって宗教が変わって行ったがゆえに、今のイギリスの形態があるんだということもわかります。プロテスタントに変わってなければ、ハリー・ポッターなどの魔法の話はすべて潰されていたはずなので、考え深いものがありますね。今のイギリスは、魔法とか不思議なものに守られているように見えるんですもん。
観ていて、配役がピッタリだと思いました。強い姉にナタリー、優しい妹にスカーレット、その演技も素晴らしかったです。
この映画、どんな方にもおススメです。映画好きな方は、ぜひぜひ観られると良いと思いますよ。