今日は、”三本木農業高校、馬術部”の試写会に行ってきました。題名が長くて、あんまりカッコよくないので、試写会のプレゼントに全然応募してなかったんですが、馬とのお話で泣けるって聞いて、応募し始めたら、友達が先に当ててくれました。
ま、簡単に言ってしまえば、高校生が馬術部に入って、卒業するまでの出来事なんですが、一番多感な時に、純粋な馬と関わって、段々人間として大人になっていくのを描いています。馬が、本当に純粋に人間を観察して、信頼したりバカにしたりという感情を態度で表しているのをとってもうまく映像化しています。馬って、頭が良いんだなぁって改めて思いました。
少し、ネタバレになるんですが、ある馬が途中で足を折るんです。馬って、足を折ってしまうと、ほとんど再起できません。馬にとって、歩けなくなることは死ぬのと同じなんです。で、安楽死という道を辿るんですが、本当に泣けました。私、以前競馬を観に行って、レースのゴール手前のカーブを切ったところで足を折った馬を見たことがあります。足を折って、前足をブラブラさせているのに、まだ走ろうとしているんです。無理に走ろうとするから、白い骨が出てしまっていました。あまりにもショックで、泣きました・・・。すごく泣きました。かわいそうで。でも、それくらい馬って、走ることに命を賭けてるんです。その馬は、直ぐにコンテナに誘導されて、きっとそのまま安楽死させられたのでしょう。
そんな馬達と、高校時代に一緒に暮らせるって、何よりも贅沢で勉強になることだと思います。そんな生活を描いた、キレイな映画でした。私は、結構、いいなぁと思いましたが、あまり波がある映画ではないので、派手な映画が好きな方には、あまりおススメではありません。でも、ジーンとしたい、泣きたいという方には、おススメですよ。
主演の長渕文音さんは、長渕剛さんと志穂美悦子さんの娘で、芸能界のサラブレッドだそうです。すみません、あまり志穂美悦子さんを知らないんですが、キレイな方だったみたいですね。薬師丸ひろ子さんの”里美八犬伝”に出ているそうなので、そのうち借りて観てみようと思っています。
でも、今回の主役は、馬たちかもしれません。