今日は、「アキレスと亀」のプレミア試写会に行ってきました。最近全然当たらず、またも、お友達の金魚のフン状態です。
試写の前に、舞台挨拶があり、北野監督、樋口さん、柳ユーレイさん、麻生さんが挨拶にいらっしゃいました。樋口さんと麻生さんは本当にお綺麗で、ユーレイさんは味がある感じ、北野監督は、テレビで観ている時と同じで、とても面白くてシャイな方でした。またも、モナネタと”股の下のポニョ”ネタで笑いを取っていましたよ。明日にでも、芸能ニュースで見てくださいね。
で、映画ですが、簡単に説明すると、芸術というものに取り付かれてしまった主人公に家族が振り回されて、ボロボロになるんですが・・・。って話です。
芸術って凄そうに感じるけど、ハッキリ言って、たまたま営業がウマい人間が金持ちに取り入って、芸術だ~って騒いで貰って価値を上げてるだけだと思うんです。もちろん、ピカソもモネもマチスも、素晴らしい絵を描いているけど、同じくらい素晴らしい絵を描いていた人もいたと思うんですよね。たまたま、金持ちと出会って有名になっただけ。ま、そのチャンスを掴むのも実力なのかも知れないけど。
絵とかを見て偉そうに説明したりって、なんだよって思うんですよ。芸術って、雰囲気でしょ。いいなぁって思って、自分の感性と合う物があったら、それが、自分にとっての芸術だから、人に”ここがこうだから、芸術だ!”って言われるのって、違うと思うの。人が良いって言ってもいいとは限らないでしょ。それは映画と一緒。
ま、この映画の主人公も、そこら辺が割り切れて、お金を稼ぐのと芸術とは違うって理解出来れば良いのに、そうじゃないところが、また、良いんだよねー。だから映画になるんだけどね。
芸術の話になってしまいましたが、この映画は、芸術というより、夫婦の絆を表現した映画なので、そこを観てくださいね。後、”アキレスと亀”のお話が最初に出てくるのですが、なんか、その理屈というか、計算を見ていて、”タケシのコマ大数学科”を思い出してしまいました。
昨日の映画に引き続き、激しい映画や波のある映画が好きな方には、淡々と進むこの映画は、あまりおススメではありません。でも、主人公の人生をどんどん折り重ねて行って、その人生があるから最後の場面がくるんだなーってジーンと思える方には、おススメです。夫婦って・・・って、感じますよ。