クリスタルム キュヴェ・シネマ 2023年


南アを代表する生産者の一人。

ウォーカーベイのヘルマナス地方、へメル・アン・アルド・リッジに2007年に設立。

シネマは、この畑の風景がナポレオンの生涯を描いた映画の撮影に使われたことから名付けられたキュヴェ。

60%は全房発酵、残り40%は除梗。

ステンレス製の開放槽にて31日間野生酵母で発酵。

その後ブルゴーニュ産の樽(新樽25%)で11ヶ月熟成。

新鮮な苺、フランボワーズ、ドライオレンジ、紅茶、華やかかつ滑らか。

毎年どう飲んでもキュヴェ・シネマに落ち着いてしまう。

まだ10,000円しないのも嬉しい。


 

 



 

 



 

 



 

 



 

 



 

 



 

 



 

 



 

 



 

 





ローランス・ド・ヴェイラック ペイ・ドック メルロ カベルネ 2021年


モンペリエから南西に約30km程、ラングドック地方、トー湖の北西カステルノー・ド・ゲールにあるワイナリー。

1997年からベアトリスとクリストフ・ムレが所有し、コストパフォーマンスに優れたワインを醸造しているφ(..)

これはメルロ50%にカベルネ・ソーヴィニヨン50%。

細かい砂、粘土、シルトの土壌。

カシス、プラム、ブラックベリー、軽いミント、ちょうどいいタンニン。

ワイン王国で何度か取り上げられている家飲みデイリーワインφ(..)

んー、嫌なところが見当たらない、良いね。

フローラン・コ厶 ヴーヴレイ グロス・ピエール 2023年


ヴーヴレイで何世代も続く葡萄栽培農家の家系だが、フローランは末っ子だった為、祖母が所有していた畑は兄のマチューへ。

醸造学校を卒業後ヴァンサン・カレムの元で修行。

2010年にノワゼイ村に4haの畑を購入し自身のワインを醸造φ(..)

これはビオディナミ栽培、シレックス土壌、樹齢45年のシュナン・ブランが植わる南向き斜面の区画。

ステンレスタンクで発酵後、400Lの古樽で熟成。

リンゴ、蜜、青いみかん、軽いペトロールのような香り、酸もしっかりあり辛口。

良いね。



フランソワーズ・ジャニアール ペルナン・ヴェルジュレス ル・ダン・デ・クルー キュヴェ・アレクサンドラ 2023年


ペルナン・ヴェルジュレス村で4世代続く蔵元。

2.5haの畑を所有しフランソワーズ・アルペランジュ女史が運営。

これは前当主の時代に造られた娘アレクサンドラの名を冠した白。

日当たりの良い南向きの畑で、森に囲まれているため腐葉土が多い。

表層にたくさんの石が散らばっている深い粘土石灰質の土壌で、2006年に植えられたシャルドネを使用。

柑橘、青リンゴ、ミント、チョーク、綺麗な樽香。

透明感があり良い。


 

 



 

 



 

 



 

 



 

 



 

 



 

 





シファニ ジャスト ホワイト 2019年


チェコワインの中心地南モラヴィアのヴルビツェ村にあるワイナリー。

代々農家の家系で、現当主ヤコブの父親の代に農地を広げ、400haの畑には穀物が多く植わり、葡萄は40ha程。

この白はグリューナー・ヴェルトリーナー40%、リースリング40%、ピノ・ブラン20%。

3日間のマセレーション後にプレス、野生酵母を用いてステンレスタンクで発酵、そのままマロラクティック発酵も実施。

澱と共に熟成。

リンゴや和梨、パンや酵母、グレープフルーツの皮、レモンのような酸。

あ、これは自分の好きなタイプだ、と思って仕入れてみた。