看護教員応援ブログ

看護教員応援ブログ

看護教員に役立つ記事、看護教員の頑張る姿を記事にしてお届けしています。

きれいなことだけじゃない、リアルな現場だけど

「将来の夢は?」と聞かれたとき、
あなたが思い描く仕事。
でも、その仕事は10年後も今と同じ形であるでしょうか。
AIやロボットが驚くスピードで“人の仕事”を置き換えている今、
「人にしかできない仕事」はどれくらい残るのでしょう。

看護師という仕事は、“人にしかできない仕事”です。
人の命を支え、思いに寄り添う。

でも現場は、決してきれいごとだけではない。

夜勤があったり、体力的にきつい日もある。
汚物の処理をしたり、つらい別れを経験することもある。
想像していたよりずっとハードで、泣きたくなる日だってあります。

それでも私はこう言い切れます。
看護師という資格に、随分と救われてきたな、と。


資格は、あなたの人生を守る“最強の武器”

看護師の資格は、一度取れば一生使えます。

病院、介護施設、企業、保育園、学校、訪問看護、海外。
働く場所も働き方も、自分で選べます。

「手に職を持つ」というのは、どんな時代にも通用する安心の保証です。
AIやロボットが進化しても、人の痛みに寄り添う仕事はなくなりません。

行動経済学では、人は「損を避けたい」生き物だといわれます。
その意味で、看護師という資格は、いわば“失わない未来”を持つ選択。
その選択は、景気にも社会の変化にも負けない、鋼のリスク回避です。


”戻れる”という自由と、戻った後の変化

看護師の資格のすごさは、“戻れる”ことにもあります。


結婚や出産、病気で一度離れても、
留学がしたくなってしたとしても、また働ける。
地元に帰っても、どこでも通用する。
焦って探さなくても、待ってくれている職場がある。


それは、資格がある人だけが持てる自由です。

 

しかも、ブランクの間に経験したことは全て活かされ
提供する看護が、より深く温かいものに変わっていくのです。

 

自分のライフスタイルに応じて職場に”戻れる”、ということが
人生の中でどれほど大きな安心と深みを増すか、
後々になって実感する時が訪れます。


経験が判断力と冷静さを育てる

看護師として働いていく中で、
経験を積めば積むほど、自分の中に“確かな軸”が育っていくのを感じます。

緊迫した状況での判断、わずかなサインから危険を察知する感覚。
命に関わる現場では、一瞬の迷いが大きな差を生むことがあります。


だからこそ、日々の経験がすべて“実戦的な学び”になるのです。

 

最初は先輩に助けらなければ自信がなかった判断も、
いつの間にか自分がチームを導く立場に変わっていく。
そこに自、分の成長を実感します。マネジメント力が増します。

 

看護師という仕事は
冷静さ・判断力・人を見る力を磨ける職業です。
それは、どんな職種にも通用する「人間力」として一生の財産になります。


「損をしたことがない」と言える仕事

看護師として働いてきて、
つらい夜も、泣きたくなる日もありました。
でも、そのどれもが、自分を強くしてくれた時間です。

 

振り返るたびに思うのはただひとつ。
看護師になって、損だと思ったことなんて一度もない。

 

この資格は、自分の未来を守る盾であり、
誰かの命を支える武器。
そして、自分自身の生き方そのものになります。


未来のあなたへ

最初はみんな「私にできるかな」と不安です。
でも「やっぱり看護師になってよかった」と笑顔で言います。

 

あなたの“やさしさ”は、誰かの希望になる力です。
そのやさしさに、資格という力をかけ合わせたとき、
あなたはどんな未来にも負けない人になれます。


看護師になって損をしたことなんて、一度もない。
それが、たくさんの先輩たちの声です。

看護師の資格は”強い”です。

 現場で感じる「なんで…?」の連続

臨地実習に送り出した学生が思うように動けていない。
あれだけ準備したのに、基本的なことができていない。
そんな場面に直面して「どうして?」と感じた経験は、
多くの看護教員にあるのではないでしょうか。

 

実習指導計画を練り、学生一人ひとりの弱点を補うよう準備し、
現場シミュレーションまで重ねて臨む。
「今回は絶対に良い実習になる」と信じて送り出す。

 

しかし、ふたを開けてみると――
忘れ物、報告・連絡・相談の不足、挨拶や言葉遣いの欠如など、
“基本的なこと”が次々と表面化する。

「あれだけ指導したのに、なぜ?」
そう思えば思うほど、がっかりする気持ちは強くなります。


■ 感情を押し込めると、心が疲弊していく

「先生なんだから冷静でいなければ」
「学生の前では笑顔でいないと」

そう自分に言い聞かせ、がっかりした気持ちを抑えて対応する。
でも、どこかで無理をしている自分がいる。
冷静さを保とうとするほど、心のエネルギーは消耗していくものです。

 

学生を責めたいわけではなくても、
「これまでの努力は何だったのだろう」と虚しさを感じる瞬間がある。
その気持ちを抱えたまま、実習の報告を受け続けるのは辛いものです。

がっかりした気持ちを「感じてはいけない」と押さえ込むほど、
教員としての自信も少しずつ揺らぎます。


■ がっかりの中にある「気づきの芽」

とはいえ、時間がたつと少しずつ見えてくるものがあります。
「あの時の声かけは学生に届かなかったかもしれない」
「もっと違う方法があったのでは」
そう内省できる瞬間が訪れるのです。

 

不思議なことに、この“気づき”は、
がっかりした感情をきちんと受け止めたあとにしか生まれません。

 

つまり、落ち込むことそのものが、
次の指導に向かうための準備段階なのです。


■ 正直な気持ちは、学生に伝わる

学生は、先生が自分たちをどう見ているかを敏感に感じ取ります。
「実はこの結果は先生も残念だった」と、率直に言葉にしてみる。


その上で「でも、前より成長している部分もある」と伝える。

 

そのように“本音で向き合う姿勢”は、
学生の心に確実に届きます。

 

がっかりした先生が、もう一度前を向いてくれている。
それだけで、学生の行動や意識は変わります。

見せかけの励ましよりも、
本気で向き合う姿勢のほうが何倍も伝わるのです。


■ がっかりした先生こそ、次を変えられる

がっかりするというのは、
「学生に期待していた証拠」であり、
「教育に真剣に向き合っている証拠」です。

 

感情を否定せず、そのまま受け止めること。
それが結果的に、教育の質を高める第一歩になります。

 

臨地実習は、学生だけでなく教員にとっても成長の場。
がっかりを経験した先生ほど、次の指導は確実に深みを増します。


■ おわりに

看護教員の仕事は、人を育てながら自分も育っていく仕事です。
完璧を求めすぎず、感情も学びの一部として受け入れてください。

「がっかりする」ことは悪いことではありません。
むしろ、学生に真剣に向き合っている証です。

今日も臨地実習の現場で奮闘している先生方を、心から応援しています。

看護師国家試験で全員合格。
これはどの養成所でも、毎年なんとしても達成したい大きな目標です。

 

模試の結果がふるわない学生に、あの手この手で関わっている先生方の姿が目に浮かびます。


でも、頑張っているのに成果につながらず、「どうしたらいいの?」と焦りや悩みを抱えていませんか。

 

かつての私たちもそうでした。
けれど今は、「おそらく今年もいける」という確信に近い気持ちを持てています。


それは、過去の悔しい経験をバネに、やり方を見直し、効果のある方法にたどり着けたからです。

 

実はそこに至るまでには、「やってはいけないこと」をたくさん経験しました。


この記事では、その中でも特に避けたい6つをお伝えします。


やってはいけない1:過剰な残業での学生指導

放課後の個別指導は有効ですが、長時間やりすぎるのは逆効果。
就業終了時間から1時間以内を目安に。疲労でやる気が下がってしまっては本末転倒です。


やってはいけない2:週末の休日返上指導

11月以降、土日もなしに学校に来させる…ありがちな光景ですが、効果は限定的。
むしろ「指導には限りがある」と学生が理解した方が伸びます。先生も学生も休養が必要です。


やってはいけない3:ひたすら過去問を解かせる

過去問は大事。でも、解けない問題が積み重なるだけでは意味がありません。
学生のペースと教員が関われる時間数をふまえて、問題数を調整することが重要です。


やってはいけない4:仮卒を設定する

全員合格を目指すなら、最後まで「全員参加の講義形式」を維持しましょう。
講義中に学生同士で思考をシェアする時間を設けると、理解が深まります。


やってはいけない5:学生だけでの自由学習

自由学習だけでは、成果はなかなか出ません。
短期目標を設定し、計画を共有し、PDCAを回す。先生がしっかり関わることが全員合格につながります。


やってはいけない6:模試のやり直しを「提出させるだけ」

やり直しは提出させて終わりではなく、その方法や変化を拾うことが大切です。
「やらされ感」ではなく「気づき」が生まれる指導を意識しましょう。


まとめ

今回ご紹介した6つは、すぐに取り組めることばかり。
大切なのは「これまでのやり方をやめる勇気」を持ち、先生方がチームで変化を起こすことです。

その姿勢は必ず学生に伝わり、結果につながります。
ぜひ明日から取り入れてみてください。応援しています!

「iDeCoって、本当にやる意味があるの?」
「お金を国に預けるようで不安…」

そう感じて一歩踏み出せずにいる方も多いのではないでしょうか。
かつての私も同じでした。

けれど、令和2年にiDeCoを始め、数年経った今では、子どもたちに向かってこう言っています。
「働き始めたらできるだけ早くiDeCoを始めて!」

その理由を、実際に運用して実感した3つのポイントからお伝えします。


理由その1:自分だけの年金をつくれる安心感

iDeCoは「60歳まで解約できない」というルールがあるため、自由に引き出せるお金ではありません。
ですが逆にそれが強みです。
途中で使ってしまう心配がなく、掛け金×掛け月×掛け年数がそのまま老後資金に直結します。

万が一のことがあっても、遺族が受け取れる仕組みがあるので安心です。


理由その2:複利の力を最大限に生かせる

iDeCoで選べる商品(定期預金や投資信託など)の運用益は、自動的に再投資されます。
たとえば100万円を年利5%で運用すると翌年は105万円が元本に。
翌年はさらに増えた額を基準に運用され、雪だるま式に資産が膨らんでいきます。

「60歳まで解約できない」という制約は、裏を返せば複利の力を最大限に味方につけられるということです。


理由その3:最強クラスの節税メリット

iDeCo最大の魅力は、なんといっても節税効果です。
掛け金は全額所得控除になるため、収入に応じて税金が軽くなります。

例えば毎月1万円積み立てると、年間約2.4万円の節税に。
30年間続ければ70万円以上もの税金を払わずに済む計算です(税率により変動あり)。

「国に税金として納めるか、自分の将来に投資するか」
迷う必要すらない選択だと思います。


今の日本だからこそ「自分年金」が必須

令和7年現在、日本人の平均賃金はこの30年ほとんど上がっていません。
社会保障費や税負担が増え続ける一方で、老年人口率はさらに高まります。

こうした状況の中で、「自分のお金を自分の未来のために守る」仕組みを持つことは不可欠です。
私自身、運用を始めてから数年で80%を超える運用成果
を得られました。
「もっと早く始めたかった!」と心から思います。


まとめ:お金を“自分のもの”として育てよう

iDeCoは、ただの年金制度ではなく、

  • 強制的に老後資金を確保できる仕組み

  • 複利で資産を育てるチャンス

  • 強力な節税メリット

この3拍子が揃った、数少ない制度です。

「始めるかどうか迷う」時間こそが最大の損失。

お金の正体を知り、iDeCoを入口にして「自分のお金を自分のものとして増やす力」を、ぜひ今から身につけてみてください。

応援してます!

 

「人類史上、もっとも成果の高かった資産形成術」はこちらから

https://www.reservestock.jp/subscribe/313458

 

 

看護の仕事って、ほんとうにハードですよね。
夜勤もあるし、委員会や研究発表もある。
「やっと一段落!」と思ったら、もう次の役割が待っている…。

そんな日々だからこそ、
「もっと楽な職場があるかも」と転職を考えるのは自然なこと。
実際、医療現場では転職はめずらしくありません。

でも、ここで見落としがちなのが 「退職金」 です。


転職で目減りする退職金

退職のたびにまとまったお金が入ると、
どうしても「少しだけご褒美」と手をつけてしまいますよね。

けれど、その繰り返しで最終的な退職金は大きく減ってしまいます。
老後に「残りいくらあるだろう」と心配しながら過ごす未来…。
想像するだけで不安になりませんか?


しんどさを乗り越えるカギは「副業」

「このまま勤め続けた方がいい」と分かっていても、
職場がしんどいと気持ちは揺れ動くもの。

そこでおすすめしたいのが 副業 です。

副業を始めた人からはこんな声がよく聞かれます。

  • 「副業をきっかけに本業の視野が広がった」

  • 「副業で学んだことが昇進にもつながった」

  • 「副業があると思うだけで気持ちに余裕が出た」

副業は自分が選んだやりたいことだからこそ充実感があり、
その学びや経験は本業にも活きてきます。


副業があれば退職金も守れる

「いざとなったら副業がある」という安心感があれば、
本業を続けやすくなり、結果的にしっかりした退職金も手にできます。

転職したいと思ったときこそ、
まずは副業という選択肢を考えてみてください。

何歳からでも遅くありません。
私自身も副業を通して、本業に対する見方、取り組みが変わりました。

あなたの未来が少しでも安心で充実したものになるよう、応援しています!

成功する副業への扉はこちらからどうぞ

https://www.reservestock.jp/subscribe/313458

看護師国家試験の出題基準は、数年ごとに改訂される看護教育の「地図」のような存在です。

講義や実習を担当する教員にとって、この基準を外すことはできません。


きっと皆さんも、担当科目の中で取り上げながら授業を展開していることでしょう。

 

しかし、いざ国家試験を前にした看護学生からは、こんな声がよく聞こえてきます。


「なんか前にやった気がする…」
「そんなの、習った覚えがない…(汗)」

教員としては「いや、授業でやったでしょ!」とツッコミたくなりますよね(笑)。


学生が「覚えていない」のはなぜ?

原因のひとつは 学習と試験対策のタイムラグ です。

1年次や2年次に学んだ内容は、試験直前にはすっかり薄れてしまいます。


特に必修問題は、基礎分野から幅広く出題されるため
学生が体系的に振り返るのが難しいのです。

 

私自身も
試験対策の時期に1年次の教科書をあれこれ引っ張り出し
「これじゃ要領が悪すぎる!」と頭を抱えた経験があります。


効率的に必修問題を攻略する方法

そこで私がたどり着いたのが、出題基準を「順番」ではなく「教科書別」に整理していく方法 です。

 

例えば「看護学概論」。
授業で使う教科書に対応する必修出題基準を事前にチェックしておきます。

学生には隙間時間を活用して、その基準を 付箋やノートにまとめさせる

 

国家試験が近づいている学年であれば、1年次よりも真剣に取り組むので、短時間でも定着度が高まります。

 

この積み重ねで自然と
必修問題の出題基準を網羅したオリジナル資料 が完成していくのです。


実践ステップ

  1. 科目(教材)ごとに出題基準を確認
     例:「基礎看護概論」「公衆衛生」「栄養学」などの基礎分野

  2. 学生に小単位でまとめさせる
     付箋・ノート・ワークシートを活用(10分程度で書ける程度とする)

  3. 隙間時間の活用
     「今日は概論のこの項目だけ」と絞ることでハードルを下げる

  4. (学年をまたいで)連続性を持たせる
     初学時と試験直前で同じ資料を活用できるようにする→受験前学年で取り組んでも効果的です


まとめ

必修問題の出題基準は「点」で学んでしまうと整理が難しいですが、科目ごとに紐づけて学ぶと「線」になり、学生の理解が加速します。

 

教員の工夫次第で
学生は「やった記憶がない」から「ちゃんと覚えてる!」

へと変わります。

もちろん、まとめさえた箇所の小テストもお忘れなく
(小テストの効果はこちらの記事で)

 

 

良かったら試してみてください。

応援しています!

実習に行く度に

「申し出が少ない」「言ったことを取り入れられない」

との指導を受ける看護学生がいます。

 

病棟スタッフは

適切な関わりや指導をしてくれているにもかかわらず
おどおどした態度がいつまでも続き

患者さんに必要なことがほとんどできないまま

実習がすぎていってしまう・・・。

 

教員も話を十分にきいて心理状態を分析しつつ、不足点を少しでも改善できるようなアドバイスを施しても、行動に変化がみられない。

私が出会った一人の学生も、まさにそうでした。


知識は不十分、技術も遅れがち、主体性も弱い。


いわゆる「ダメ学生」と思われても仕方がない。


温和な指導指導者たちも生じた怒りを抑えるためか、

ひきつった顔が真っ赤になってしまう。

 

こんなにたくさんの人が指導をしても

どうして変化がみられないのか。


そして、どうしたらよいものかと悩める日々を経験しました。


実習前に加えた“シミュレーション”

当然、そのまま、その学生を次の実習に行かせることはできない。


そこで私は、実習に入る前にできる限りのシミュレーション演習を取り入れることにしました。

 

内容は特別なものではありません。

  • バイタルサイン測定と報告

  • 患者との会話とその展開

  • 陰部洗浄など、行う機会の多い看護ケアを手際よく、など

しかし、事前に練習の場を設けることで、
学生の 「できない部分」だけでなく「できる部分」 

にも気づけたのです。

 

そのとき私は、こう声をかけました。

  • 「観察の視点が増えてきたね」

  • 「患者さんへの声かけが丁寧にできていたよ」

  • 「会話の中で疑問に思えたことを声にすることで大事な部分が聞けていた」

  • 「手際がよくなってきた」

ほんの一言でしたが

この小さな認めが学生の表情を変えました。


実習本番での変化

そして迎えた実習。
果たしてシミュレーションの成果が発揮できるか
ハラハラしながら見守る教員の前で
学生はシミュレーションで練習した通りに落ち着いて患者に声をかけ観察を始めました。

 

まだぎこちない部分はありますが

以前より自信を持って行動しているのが伝わってきました。

 

実習後

「今日は患者さんに自分から声をかけられたね」と伝えると

学生は照れくさそうに笑いながら「はい、頑張ってみました」と答えました。


その笑顔は、これまでにはなかった前向きさに満ちていました。

 

また、実習の後半になると実習指導者より
「以前と比べると患者とよく接しているし報告がスムーズになりました」
「的を得た相談をしてこれたので驚いています」など
学生が変化したことを認めてくれる評価があったのです。


“ひとつの認め”がもたらす力

この頃から学生は大きく変わり始めました。

  • 受け身で指示待ちだったのが、自分から「次は何をすればいいですか」と動くようになった。

  • 「難しいです」と下を向くのではなく、「工夫してみます」と前向きに取り組むようになった。

もちろん、すぐに完璧になったわけではありません。


けれど、不足ばかり指摘されていた頃の消極的な姿勢は消え、
成長への大きな一歩を踏み出した
のです。

 

私は気づかされました。
“できた”を認めることが、いかに大きな変化をもたらすかを。


教員としての学び

この経験から学んだのは、次の2つです。

1. 不足を補う仕組みをつくること

実習前のシミュレーションを取り入れることで、学生が課題を事前に把握しやすくなり、臨床での不安を軽減できる。

2. 小さな成長を認めること

「できていない部分」ばかりに目を向けるのではなく

「できた一歩」を言葉にして伝える。これが学生の自信とやる気につながる。

 

この二つは、まさに教育の両輪です。

どちらか一方では学生は伸びません。

そして

学校として学生に対しどう関わっていくか

実習前に何をしたか

その結果はどうであったかについて

実習指導者と共有することも看護教員の大切な役割です。


まとめ ― 未熟さを前提に、変化を認める

看護学生は未熟であって当然です。不足だらけに見えるのも自然なこと。

 

しかし、そこに補う工夫(シミュレーション)と認める言葉を加えることで、学生は自分の力に気づき、前に進む勇気を持つのです。

 

臨床指導や教育の現場に立つと、どうしても欠点が目につきます。

けれど、その奥には必ず小さな成長が隠れています。

 

あなたの学生にも、きっと同じ可能性があります。
その小さな変化を見つけて、ぜひ認めてあげてください。
――その一言が、学生を大きく変えるきっかけになるかもしれません。

 

先生方、頑張って下さい。
応援してます!

はじめに

看護師の仕事は安定しているし、
周りからは「いいお仕事だね」と言われます。

でも現実には、子育てをしながら仕事に行くのは本当に辛いものでした。

小さな子どもを寝かしつけてから仕事に向かうのは
何度やっても慣れなかった。

運動会や参観日といった行事に参加できなかったときは、
胸が締め付けられるように痛みました。

「もう少し収入に余裕があれば、夜勤を減らして子どもとの時間を増やせるのに…」

そんな看護師さんたちのために、
子どもと向き合う時間を副業で確保することについて綴ってみました。


看護師が大家業に挑戦するメリット

大家業と聞くと「お金持ちがやること」と思われがちですが、実は看護師だからこそ始めやすい副業の一つなんです。

安定した副収入になる

中古アパートでも入居者さんが居てくれれば毎月家賃収入が入ってきます。夜勤の回数を増やさなくても家計にプラスが生まれるのは、とても心強いです。

看護師は融資に強い

看護師は社会的信用度が高いため、
金融機関からの融資が通りやすい職業です。
私も「え、こんなにスムーズに?」と驚いた経験があります。

 小さく始められる

いきなりアパート経営なんて無理…と思うかもしれませんが、
最初は小さめの中古アパートからで大丈夫。
管理を外注すれば、忙しい看護師でも十分に運用可能です。

もちろんリスクはあります。空室になれば収入は減るし、
修繕費もかかります。
でも、知識をつけて計画的に取り組めば、
長期的に安定した収入の柱を作ることができます。

できたら夫婦で取り組めると不動産の情報集めや経営がうまくいきます。


情報ビジネスで「知識」を収益化する

もう一つの可能性が 情報ビジネス
これは、自分の経験や知識を教材やコンテンツとして提供し、
収入を得る方法。

看護師の知識は“商品”になる

例えば…

  • 看護学生向けの国家試験対策

  • 実習で役立つノウハウ集

  • 臨床スキルをまとめた動画講座

  • ママ看護師としての子育て×仕事の両立術

私たちが日々の仕事で当たり前にやっていることでも、
同じ立場の人にとっては「お金を払ってでも知りたい情報」なんです。

 在宅でできる

子どもが寝たあとにパソコンを開いて記事を書いたり、
休日の午前中に教材を作ったり。
在宅で完結するので、通勤やシフトに左右されずに進められます。

 初期費用がほぼゼロ

noteやブログなら、アカウントを作るだけでスタートできます。
教材作成もCanvaなど無料ツールがあれば十分。投資額が少なくて済むのは大きな魅力です。


収入アップは「時間のゆとり」につながる

ここで一番お伝えしたいのは、収入を増やすことそのものよりも、
収入アップが時間のゆとりを生む という点です。

  • 収入が安定すれば、夜勤を減らす選択ができる

  • 教育費の不安が減り、子どもに安心して習い事をさせられる

  • 経済的に余裕があると、家族との時間を心から楽しめる

「ママ、参観日来れる?」と聞かれて、
笑顔で「うん、行けるよ」と答えられる。

そんな日常を増やせることこそ、
副業で収入を得る一番の価値ではないでしょうか。


副業を始めるときのポイント

  1. 小さく始める:いきなり大規模な投資ではなく、まずは1物件や1記事から。

  2. 学びながら進める:本やセミナーで知識を得つつ、実践で経験を積む。

  3. 本業を大切に:副業はあくまで本業を支える存在。看護師としてのキャリアがあるからこそ、副業の信用も生まれます。


少しでも気になる方はこちらを見てみてください。

https://www.reservestock.jp/subscribe/313458

 

まとめ

看護師の収入は安定していますが、夜勤や残業に頼らずに副収入を得る方法は確かにあります。

  • 大家業 で資産収入を得る

  • 情報ビジネス で知識を収益化する

  • そして得られるのは「お金」だけでなく「子どもとの大切な時間」

小さな一歩を踏み出すだけで、未来の生活は確実に変わります。
「もっと子どもと過ごしたい」と思う方は、
ぜひ自分に合った方法から始めてみてください。


 最初の一歩は本当に小さくて大丈夫です。
「不動産投資の入門書を1冊読んでみる」
「noteで500字の記事を書いてみる」
それだけで未来の選択肢は広がります。

応援しています!

https://www.reservestock.jp/subscribe/313458

「演習ではうまくいくのに患者さんと会話になると固まってしまう…」

看護教員として、こんな学生の姿を見たことはありませんか?
知識や技術はしっかり身についていても、いざ患者さんと話す場面になると声が小さくなったり、会話が続かなかったり…。

「どうやってコミュニケーション力を伸ばせばいいのか」
「評価はどうすれば客観的にできるのか」
そんな悩みを抱えている先生も多いと思います。


DVD教材の「3つの限界」

これまで授業や実習前指導で広く使われてきたDVD教材ですが、やはり限界もあります。

  1. 見るだけで終わってしまう
    → 学生が声を出して練習する場にはなりません。

  2. 場面が決まっている
    → ケースが固定されているので、現場の多様な状況に対応できません。

  3. フィードバックがない
    → 学生が発言しても、その場で改善点を知ることはできません。

つまりDVDは「理解」には役立っても、**実践的なコミュニケーション練習」にはつながりにくいのです。


AI画像教材がもたらす「4つの効果」

1. 無限の会話パターン

学生が声をかけるとAI患者がリアルに反応。
しかもその反応は毎回同じではなく、学生の言葉に合わせて無限に変化します。
これによって、マニュアル通りではなく「状況に応じた柔軟な対応力」を育てることができます。

2. 多様な症例を体験できる

高齢者、小児、外国人患者、緊急時など…DVDでは難しかったケースも再現できます。

3. すぐにフィードバックが返ってくる

AIが「共感が伝わったか」「説明がわかりやすいか」などを解析し
学生にコメント。
自分の強みと改善点がすぐ分かるので学びが深まります。

4. 教員の負担を減らす

学生はAIと自習で繰り返し練習。
教員は学習履歴を見て、必要な部分だけをピンポイントで指導できます。


新しい仕組み:サブスク型で常に最新教材を

ここで注目したいのが、AI教材はサブスク(定額制)で利用できる という点です。

DVDのように「一度買って古くなる」ということがなく、常にアップデートされた教材を使えます。
学校の予算にも組み込みやすく、利用人数や規模に応じて柔軟に使えるのも大きな違いです。

つまり、教材の中身だけでなく「導入の仕組み」そのものも、教育現場にフィットした形に進化しているのです。


実際に導入してみた教員の声

ある看護学校のA先生はこう話しています。
「学生が積極的にAIと会話練習をするようになり、実習に出る前から“声のかけ方”に自信を持つ姿が増えました。
それに、教材が常に更新されているので、“今の時代に合ったケース”を取り入れやすいのもありがたいです」


まとめ

DVD教材の「3つの限界」を超え、AI教材は「4つの効果」で看護教育を次のステージに進めます。
さらにサブスク型で導入できることで、常に最新の教材を使いながら、学生と教員双方にメリットのある学び が実現できるようになりました。

コミュニケーションにおける看護教育は「基本を知り、場面をみて声掛けを考える」から「対話を通してコミュニケーション力を育てる」時代へ。

AI教材は、その新しい学びを支える存在になりつつあります。

この記事が動画教材の取捨選択や導入に迷っている先生方のお力添えになったら嬉しいです。
応援しています!

看護学生の中には、休み明けになると欠席や遅刻が増える学生がいます。
背景に心身の不調、休むことへの慣れ(怠け心)や将来への不安等・・・。

ですが、登校を続けることは単なる「出席」以上の意味を持つ。
それは 仲間や先生からの信頼を得ること、そして 責任感を育てること
社会人でもそうですよね。
看護学生はその先に社会人デビューが必ず待っています。

今は休みがちであっても、教員の関わり方次第で「学校に来ることの価値」に学生が気づき、行動を変えていくことができます。


登校を続けることで得られるものを整理

  • 信頼関係が築かれる:「この人は来てくれる」という安心感

  • 責任感の芽生え:出席や課題提出が「役割を果たす練習」となる

  • 社会人基盤の育成:やむを得ない場合を除き、勤務に穴を開けないこと自体が看護師としての責任

 などです。休みがちな学生に関わる際に何を伝えるのか整理しておくことは大切です。


変化のストーリー:休みがちな学生が信頼を得た例

ある2年生の学生は、成績不振の不安からしばしば欠席し、
「どうせ自分なんて役に立たない」と感じていました。

そんなとき担任は、彼女に「小さな役割(グループワークの記録係)」を任せました。
最初は戸惑いながらも、「自分がいないと進まない」と感じ、次第に出席するようになりました。

さらに先生がチームとなり
「あなたの頑張りでグループも助かっているよ」と伝え合いました。

学生は「来てよかった。自分も信頼されている」と実感し、
次第に登校が安定。
後に本人は「小さな役割が自分を変えてくれた、先生に感謝です」と語りました。

このように
“来ることが信頼になる”と体感させることが、変化のきっかけになります。


休むことに慣れてしまった学生への関わり

「休むのが当たり前」になってしまった学生には、自覚を芽生えさせる工夫が必要です。

  1. 客観的なデータを示す
    「この1か月で◯回欠席。〇曜日が〇回。その分の〇〇が不足している」と事実を伝える。

  2. 損失をイメージさせる
    「〇〇が不足していることでの自分への影響は何?」など、休むことによる自分の損失を学生に言語化してもらう。

  3. 損失をどう補ってきているのか気づかせる
    休みがちな学生はその分を他者に頼ることで補おうとする傾向がある。ノートをみせてもらう、教えてもらうなど。そのことを休んだ日数分、繰り返している自分に気づかせ、その自分をどう思うか言語化させる。

  4. これからどうしていくか
    あらためてどんな自分でいたいのかを言語化させ、その自分に近づくために何をする必要があるかを自分で整理させていく。

1~4の過程は叱るものではありません。休みがちな学生は叱れ慣れをしている場合もあります。だから、教員が本気で心配していることが伝わるように支持的に関わってください。


悪循環をどう断ち切るか

多くの学生が陥るのは、
「休む → 注意される → 行きづらい → また休む」 というループです。

教員の工夫で断ち切る方法

  • 登校したことを評価する:「来れて良かった」とまず受け止める

  • 過去より今に焦点を当てる:「休んだ日」ではなく「今日来られたこと」を強調する

  • できる力があると認める:「やっぱりね」「ほらね、できる」など、もともと力があるのだと認めていく

このように、 学生にとって学校が「怒られる場所」から「認めてもらえる場所」に変わると、悪循環が断ち切られます。


まとめ

休みがちな学生への対応は、登校を促すこと自体が目的ではありません。
登校を続けることで信頼を得て、責任感を育てることに気づかせることが教育のゴールです。

  • 出席を「信頼」として伝える

  • 小さな役割を任せて責任を体感させる

  • 継続の成果を言葉で評価する

  • 休みに慣れた学生には影響を具体的に示す

  • 「休む→怒られる→行きづらい」の悪循環を断ち切る

学生が「登校は自分の未来につながる」と気づいたとき、行動は自然と変わっていきます。
その気づきこそが、看護師として社会に立つ力を支える土台になるのです。


保護者・実習指導者へのメッセージ

休みがちな学生を支えるのは、学校だけの役割ではありません。

  • 保護者の方へ:欠席を責めるより、「行けた日」を一緒に喜んであげてください。家庭での安心感が、次の登校のエネルギーになります。

  • 実習指導者の方へ:学生が実習に来られたときには、「来てくれて助かったよ」と声をかけてください。現場でのその一言が、学生に大きな意味を持ちます。

学校・家庭・実習先が同じ方向を向き、「来ることの価値」を伝え続けることで、学生は自分の行動の意味に気づいていきます。


おわりに

休みがちな学生への関わりは長期戦となり、教員側もしんどいときがあります。
でも教員が消耗してしまうことは避けなければならない。
私はシンプルに
「これは仕事のひとつ」「もともと、私ひとりで解決できることではない」と、思うようにいかないときほど割り切ってきました。

力を入れすぎないように関わることが最初はできなくもありますが、
経験が増えるほど上達します。

先生である自分を責めずに頑張ってください。
応援してます!