鳥居のしめ縄は
外界と神社の境界を示し、
神殿のしめ縄は
祭神の居所や神事を行う
神聖な場所を示し、
その他に神木・巨石・井戸・滝など
清浄なものに取り付けられます。
起源は神話にある
手力男の神(天手力男命)により、
隠れた天の岩戸から出た
天照大御神を、
再び岩戸の中に戻し
入れないように縄を張った
ことからきていると
伝えられています。
注連縄
しめなわ
神道における神祭具で、糸の字の象形を成す紙垂(しで)をつけた縄をさす。しめ縄・標縄・七五三縄・〆縄とも表記する。
神様をまつるのにふさわしい神聖な場所であることを示す意味があります。しめ縄が神の領域と現世を隔てる結界となり、その中に不浄なものが入らないようにする役目も果たします。その由来は、天照大神が天の岩戸から出た際に、再び天の岩戸に入らないようしめ縄で戸を塞いだという日本神話にあるとされ、「しめ」には神様の占める場所という意味があるといわれています。
注連縄の「しめ」とは「占める」ことを指し、縄が神域と俗界を分けるものであることを表す。古語の「しりくめなわ」は、尻(端)を切らないで垂らしておく縄の意。なお、「注連縄」と書いた時の注連(ちゅうれん)とは、中国において死者が出た家の門に張る縄のことで、故人の霊が再び帰ってこないようにした風習である。これが門に縄を渡すさまや、霊的な結界であることが日本のしめ縄と似ているので字を当てたのである。
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Profile 神奈木有紀(かんなぎゆき)
大阪市で広告ディレクターから2014年に独自理論による神奈木流体バランス法を作りセラピストに転身。
神奈木流の成果
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