韓国で炎上の松本潤「K-POPのルーツはジャニーズ」発言
ジャニー氏タブーにも触れた米誌インタビューの中身
https://bunshun.jp/articles/-/41650
ジャニーズとK-POP「共通点と相違点が…」.
韓国で投稿されたコメントにも、
韓国で投稿されたコメントにも、
「(東方神起や少女時代を生んだ)SMエンタテインメントのイ・スマン代表がジャニーズを積極的にマーケティングしたことはしたが、参考にした程度」
とあるように、初期の韓国の音楽業界が、ジャニーズ事務所のアイドルのマネージメントを参考にしていたことは知られている。
しかし、近年では、
しかし、近年では、
「今年デビューしたSnow Manをはじめ、ダンスを売りにしているジャニーズのグループの曲調、さらにはPVが、“K-POPに寄せているのかな”と感じるときがよくある」
(ジャニーズファンの女性)という声も出てしまうような状況なのだ。
K-POP事情に詳しいK-POPゆりこ氏は、ジャニーズとK-POPについて
K-POP事情に詳しいK-POPゆりこ氏は、ジャニーズとK-POPについて
「共通点と相違点があるのでは」と語る。
「確かにジャニーズのジュニアとK-POP業界の練習生といった、才能光る学生を囲い込んで育てるという双方の育成システムは似ています。
「確かにジャニーズのジュニアとK-POP業界の練習生といった、才能光る学生を囲い込んで育てるという双方の育成システムは似ています。
しかし、韓国の場合は海外進出が前提なので歌やダンスだけでなく厳しい語学レッスンも。
また、デビューメンバーの選抜をテレビ番組にすることでリアルなファンの声を集め、マーケティングの参考にしています。
つまりデビューメンバー決定の際、事務所だけでなく一般視聴者の声が反映されるケースがあるということ。この2つが大きな違いです」
パク・ジニョン氏はJ-POP好き.
『ジャニーズの正体』(双葉社)などの著書があり、ジャニーズに詳しい社会学者の太田省一氏は、今回の松本の発言の真意について、次のように推測する。
「ここで松本さんが話していることは、ジャニー氏がジャニーズを立ち上げた当初はメジャーな存在ではなかった男性アイドルグループの概念が、広く受け入れられるようになった功績を称えたいという気持ち。
『ジャニーズの正体』(双葉社)などの著書があり、ジャニーズに詳しい社会学者の太田省一氏は、今回の松本の発言の真意について、次のように推測する。
「ここで松本さんが話していることは、ジャニー氏がジャニーズを立ち上げた当初はメジャーな存在ではなかった男性アイドルグループの概念が、広く受け入れられるようになった功績を称えたいという気持ち。
嵐のコンサートの演出も担当し、プロデューサー的な視点を持っている松本さんが、アジア全体のエンターテインメント業界を包括的な視野で語ったことが、韓国で誤解されたのではないでしょうか」
その上で、太田氏はジャニーズとK-POPの関係性について、次のように語る。
「ジャニーズとK-POPの“オリジナルは何か”なんて、判定するのは難しい。新しいトレンドは様々な文化が融合したところに生まれます。
その上で、太田氏はジャニーズとK-POPの関係性について、次のように語る。
「ジャニーズとK-POPの“オリジナルは何か”なんて、判定するのは難しい。新しいトレンドは様々な文化が融合したところに生まれます。
例えば、BTSの強みであるヒップホップはアメリカ文化を取り入れたものですし、韓国の大手芸能事務所であるJYPエンターテインメントの代表で日本人女性9人組『NiziU』のプロデューサー、パク・ジニョン氏はJ-POP好きを公言していますから、影響を受けた部分もあるのでしょう。
これまでも韓日合同グループ『IZ*ONE』も両国から人気を博していますし、今年は『NiziU』が紅白初出場を決めるなど注目を集めています。
これまでも韓日合同グループ『IZ*ONE』も両国から人気を博していますし、今年は『NiziU』が紅白初出場を決めるなど注目を集めています。
さらにパク・ジニョン氏は、男性版の『Niziプロジェクト』にも意欲を示している。
このように国籍を超えたグループの流れは、今後も加速していくでしょう」
IZ*ONE
NiziU
「国際的炎上」の先にあるのは….
松本は、「Variety」のインタビューの最後で、ファンに対してこう語っている。
〈嵐を21年間支えてきてくれたすべての人々、そして特に昔から変わらずにずっと応援し続けてくれているファンには、嵐が遠くにいってしまったかのような感覚にはならないでほしい。
そのすべての愛とサポートに感謝しています〉
故ジャニー氏は
“日本独自のエンターテインメントで米国に匹敵するものを作り上げる”
ことにこだわり、海外進出を悲願としていたという。
今回は、米国での発言が韓国で炎上するという、国際的な活躍があってこその炎上騒ぎだった。
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11月20日(金)21時から放送の「 文春オンラインTV 」では、担当記者が本件について詳しく解説する。
「文春オンライン」特集班/Webオリジナル(特集班)